南房総(鴨川~館山)

館山または鴨川から千倉を経由して早春に菜の花が咲く房総フラワーラインで房総半島の南端・野島崎~洲崎を周って館山へ走るサイクリングコース

コース概要
館山または鴨川から千倉を経由して早春に菜の花が咲く房総フラワーラインで房総半島の南端・野島崎~洲崎を周って館山へ。
距離:55.5km(館山~)、66.6km(鴨川~)
獲得標高: 476m (館山~)、419 m(鴨川~)   

館山・鴨川~千倉

館山~千倉

館山へは新宿から特急新宿さざなみ号で行くのが便利。えきねっとの割引券「トクだ値」を何度も利用してますが直前でも予約は取れる印象。新宿・東京から出ているバス「房総なのはな号」でも行けます。所要時間はバスの方が少し短く、運賃はバスの方が自転車分も含めると高いようです。

館山駅をスタート・ゴール地点にして房総半島の内房線から南側をグルッと周ります。
館山駅
館山駅東口の階段を下りると目の前にある喫茶マリンでは鯨弁当を売っている。話のタネに一度買ってみては?ピーナットソフトもあります。
館山駅 喫茶マリン 鯨弁当
ロータリー近くの館山中村屋は新宿中村屋の暖簾分け店。なんと創業は大正8年!行動食にあんぱんやクリームパンなど如何でしょう?
館山中村屋
館山中村屋
駅から東へ行って国道128号に出る。
国道128号
稲交差点で千倉方面へ。内房線に沿うように走り九重駅の前を通過。
九重駅
房総半島を東岸から西岸に横断するので峠を越すことになるが、なだらかなのであまり上りを意識することはない。
市境のトンネルをに抜けると下りになります。
南房総市 千倉 トンネル
白浜方面へ
千倉駅はコンクリートのモダンな駅舎。
千倉駅
房総半島最南端まで12.5km!
千倉 房総半島最南端まで12.5km
国道410号「房総フラワーライン」に出る。
海岸沿いの游歩道へ

鴨川~千倉

鴨川へは新宿から特急新宿わかしお号で行くのが便利。こちらもえきねっとの「トクだ値」が使えます。

安房鴨川駅
 海岸へ出る。
鴨川 前原海岸
 海沿いを走り橋を渡ったら県道247号へ
鴨川 前原海岸
鴨川漁港
 鴨川松島。日本三景の松島をイメージさせる景観から外房を代表する観光地の1つであり、新日本百景にも選ばれています。
鴨川松島
 仁右衛門島。こちらも新日本百景にも選ばれています。
鴨川 仁右衛門島
国道128号(外房黒潮ライン)に合流。 
外房黒潮ライン
外房黒潮ライン
外房黒潮ライン
外房黒潮ライン
 道沿いに「道の駅 鴨川オーシャンパーク」が現れます。
外房黒潮ライン 道の駅 鴨川オーシャンパーク
 サザエをイメージした3階建物。1階売店では鴨川産品の直売所と干物など房総のお土産が充実しており2階レストランでは太平洋を眺めながら地魚料理をはじめ、長狭米等地元の食材を豊富に使ったお食事が楽しめます。
外房黒潮ライン 道の駅 鴨川オーシャンパーク
隣接して花畑が有り花摘みが体験できます。 
外房黒潮ライン 道の駅 鴨川オーシャンパーク 花畑
駐車場に気になる看板があるので脇道を降りていくと
天然ところてん」の看板を掲げた小屋が建っていました。
オヤジさんが1食づつところてんを押し出してくれます。
ツルツル・プリプリッで美味しかったです。
道に戻り先に進みます。
外房黒潮ライン
江見海岸を通過して 
外房黒潮ライン 江見海岸
 南房総市に入る。
外房黒潮ライン 南房総市
和田は関東で唯一の鯨の捕鯨基地があることから、鯨を取り扱うお店や関連施設がたくさんあります。
外房黒潮ライン 和田
外房黒潮ライン 和田
道の駅 和田浦WA-O」 が和田浦の駅裏にあります。
外房黒潮ライン 道の駅 和田浦WA-O
シロナガスクジラの骨格標本(レプリカ)が展示されています。 
外房黒潮ライン 道の駅 和田浦WA-O
海岸に出て和田漁港へ 
和田漁港
笑福」でクジラを食べました。ほかにもクジラを提供するお店が辺りにはいくつもあります。 
和田漁港 笑福
和田漁港 笑福 クジラ
和田海岸
和田白渚海岸 
和田白渚海岸
和田白渚海岸
橋を渡ると海沿いの自転車道を走れます 。
和田白渚海岸
和田 自転車道
和田 自転車道
房総フラワーラインに戻って少し走ると「道の駅 ローズマリー公園
外房黒潮ライン 道の駅 ローズマリー公園
道の駅 ローズマリー公園
「シェイクスピア・カントリー・パーク」 というテーマパーク的なことをしていたようですが続かなかったみたいです。イギリス風(?)建物が何棟か建ってます。
道の駅 ローズマリー公園
 「北緯35度最東端」の標識。
外房黒潮ライン 北緯35度最東端
千倉駅の看板の辺りで海沿いの道に出ます。 
外房黒潮ライン
千倉海岸
 千倉海岸沿いに遊歩道が延びています。
千倉海岸


千倉~野島崎灯台

千倉~海岸沿い~野島埼灯台

南千倉海水浴場。千倉駅は内房線ですがここは房総半島の東岸なので外房です。
千倉海岸
一般道に戻って千倉港を通り過ぎる。
千倉港
千倉港
千倉港
道沿いの千倉漁協直売所「魚っちんぐ千倉」。
魚っちんぐ千倉
さらに進むと大規模な道の駅「ちくら 潮風王国」が現れます。複数の飲食店・鮮魚店やお土産屋さんが入っています。
ちくら 潮風王国
中に生簀があったり、外には漁船があったりします。
ちくら 潮風王国
ちくら 潮風王国
ピーナッツもなかアイス
ピーナッツもなかアイス
外のコロッケハウスはここでしか味わえない「サザエコロッケ」が名物。他にも「ひじきコロッケ」や「くじらコロッケ」も販売しています。
くじらコロッケ
先に進みます。
白間津港を跨ぐ南房千倉大橋。
南房千倉大橋
乙女漁港。前方に白浜のホテルが見えてくる。
乙女漁港
塩浦海水浴場
塩浦海水浴場
南房総 白浜
磯笛公園から野島灯台が見える。
磯笛公園 野島灯台
野島崎公園の入り口付近にはトビウオの像
野島崎公園 トビウオの像
房総最南端の野島崎灯台に到着!
野島崎灯台
明治2年(1869)にフランス人技師、ヴェルニーの設計によってつくられた日本最初の洋式8灯台のひとつで、わが国2番目に古い灯台です。
野島崎灯台
関東大震災で倒壊後、大正14年に現在の灯台が白色塔形(八角形)コンクリート造で再建された。
野島崎灯台
野島崎灯台から洲崎方面。灯台内に登ることができます。
野島崎灯台
伊豆大島も見える。写真は珍しく前日に大島に雪が降った翌日撮ったもの。
野島崎灯台 伊豆大島
野島崎先端にあるベンチ。「朝日と夕陽の見える岬」と書いてある。
野島崎 ベンチ
野島崎 ベンチ

千倉~林道千倉線~畑線~野島埼灯台

少し林道を走りたいという時は房総フラワーラインから町道朝夷線に入り内陸側に進み
林道千倉線で軽いアドベンチャー気分を楽しんでいきましょう
山間部に入っていきます
川尻川に沿って進む
内面がモルタル吹付けされた素掘りトンネル
トンネルを抜けて少し下ります
路面の堆積物は多いですが舗装状態はそれほど悪くありません
落枝がホイールやディレーラーに絡まないように気をつけて進みましょう
畑地区の集落に出て
安房グリーンラインと交差します
橋を渡った後
左にはいる
長尾川を渡り
白浜町の境に林道畑3号線の看板
部分的にはかなり狭い
ここにも素掘りトンネルがあります
トンネル内部にマーブル柄の地層が見えます
安房グリーンラインに出て
すぐに林道畑2号の入り口がありますがパイロンが立っているので立ち入らずに
安房グリーンラインを進みます
安房白浜トンネルの手前に
 200万年前の巨大地震の痕跡「大規模海底地すべり」の地層断面が露出しています。
トンネルを抜け
 国道410号で野崎島灯台へ

野島崎灯台~洲埼灯台

洲崎方面へ。
洲崎方面へしばらく走ると「和田白浜館山自転車道」の入口が現れますが…
和田白浜館山自転車道
橋を渡ったらすぐに右に曲がって元の車道に戻るべし!
そのまま自転車道を走っていくと砂に埋もれて進めなくなります。ダメ、絶対!
車道を進みます。
外房黒潮ライン
岩場の見えるコーナーを抜けると
「飛砂注意」の看板が現れる。
根本海水浴場
根本海水浴場前は風が強い日は本当にツライ!顔などの露出している箇所は砂が当たって痛いし、髪の毛はガサガサ、鼻や口、耳の穴にまで砂が入り込んできてまさに地獄絵図。そして残念なことに風が吹いていることが多い。
根本海水浴場
広々とした気持ち良いビーチではあります。(砂が飛ばなければ)
根本海水浴場
洲崎方面へ
「太平洋岸自転車道」の道路標示や看板がボチボチあります
太平洋岸自転車道」は1970年代に始まった千葉県銚子市から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県の各太平洋岸を走り、和歌山市に至る延長1,400kmの自転車道構想のことです。長らく停滞していましたが2020年東京オリンピックを期に整備の機運が高まり、サイトが作られ、標識・表示などの統一など所期の整備を2021年1月までに終え、第二次ナショナルサイクルルートで指定されました。サイトからコースのKMLファイルをダウンロードできます。
眼下に旧白浜フラワーパーク跡が見える
布良海岸
布良海岸
布良漁港へ下りていってみる。
漁港ではネコがうろうろ。
布良漁港
相浜亭は漁協直営の地魚料理のお店。
相浜亭
写真は海鮮丼ですが冷凍じゃないマグロのヅケ丼とか伊勢海老天丼とかありました。
相浜亭 海鮮丼
房総フラワーラインへ戻ると
房総フラワーライン
そこは1月中旬から3月初旬まで沿道に菜の花が咲く房総フラワーラインのハイライト区間!
房総フラワーライン 菜の花
右手に道の駅「南房パラダイス」
房総フラワーライン 菜の花
道の駅 南房パラダイス
併設する「アロハ・ガーデン たてやま」は県下一の植物園と言われており連続の温室と大温室があり、熱帯・亜熱帯植物を展示していて、南国の代表の花ハイビスカス、ブーゲンビレア等、南国特有の原色のお花を観察できます。
道の駅 南房パラダイス アロハ・ガーデン たてやま
道の駅 南房パラダイス アロハ・ガーデン たてやま
「南房パラダイス」を過ぎた後も気持ちの良い直線が続きます。
房総フラワーライン 菜の花
ただし平砂浦海岸前も飛砂に注意!
房総フラワーライン 平砂浦海岸
平砂浦海岸
房総フラワーライン 平砂浦海岸
海側に左折して進むと伊戸漁港の網元がやっている人気のお店漁港食堂だいぼがあります
房総フラワーライン 漁港食堂だいぼ
フラワーライン沿いに鎮座する安房国の一之宮 洲崎神社
房総フラワーライン 洲崎神社
房総フラワーライン 洲崎神社
社殿は太平洋を望む長い階段の上
房総フラワーライン 洲崎神社
房総フラワーライン 洲崎神社
一の鳥居(浜鳥居)から富士山を眺めることもできる、らしいのですが訪れた日は見えませんでした。
安房国の一之宮は2社あってもう一社は相浜の内陸側にある安房神社
隣接する館山野鳥の森内の展望台から平砂浦越しの富士山を眺めることができます
フラワーラインを進むと左手前方に洲埼灯台が見えてきます。
房総フラワーライン 洲崎灯台

洲埼灯台~館山

洲埼灯台は、1919年(大正8年)に点灯を開始した、高さ約15mの灯台です。対岸の三浦半島にある剱埼灯台とともに、東京湾の入り口を守る灯台として航行する船舶の安全を支えています。
房総フラワーライン 洲崎灯台
房総フラワーライン 洲崎灯台
房総フラワーライン 洲崎灯台
洲崎までが外房、洲崎から先は内房になります。
房総フラワーライン
坂田海岸
房総フラワーライン 坂田海岸
房総フラワーライン 坂田
西岬海水浴場
房総フラワーライン 西岬海水浴場
波佐間海水浴場
房総フラワーライン 波佐間海水浴場
房総フラワーライン 波佐間海水浴場
見物海岸
房総フラワーライン 見物海岸
房総フラワーライン 見物海岸
道を挟んで左手に海南刀切神社、右手に船越鉈切神社というやたらカッコいい名前の神社が現れる。
海南刀切神社の本殿は、高さ約10mの真っ二つに分かれている異様な形の巨岩の前に建てられている。
房総フラワーライン 海南刀切神社
狛犬は天保10年の物。
房総フラワーライン 海南刀切神社
向拝にある「龍」をはじめ、 壁の羽目板に、見事な「彫刻」が施されている。
房総フラワーライン 海南刀切神社
船越鉈切神社の本殿は鉈切洞穴として県の指定文化財となっている洞窟の中にあります。
房総フラワーライン 船越鉈切神社
房総フラワーライン 船越鉈切神社
房総フラワーライン 船越鉈切神社
大蛇を退治するために鉈を研ぎ、試し切りをしたところ真っ二つに割れたという伝説の「鉈研ぎ石」
房総フラワーライン 船越鉈切神社 鉈研ぎ石
宮城交差点を左折して館山港方面へ。
館山港
自衛隊前交差点を右折すると館山港。
館山港
館山港
自衛隊前交差点を直進すると海上自衛隊 館山航空基地。
海上自衛隊 館山航空基地
基地を通り過ぎて先に進むと鷹の島公園。
鷹の島公園
さらに奥に行くと沖ノ島公園になります。
沖ノ島公園
”渚の駅”たてやまNAGISA PLACE TATEYAMA
渚の駅たてやま NAGISA PLACE TATEYAMA
館山湾が一望でき、潮風を感じながらのんびりできる「展望デッキ」
渚の駅たてやま NAGISA PLACE TATEYAMA 展望デッキ
北条海岸
館山 北条海岸
沖に東京湾を行き来する大型船が見える。
館山 北条海岸
館山駅へ
館山駅
館山城も近いので時間が有れば寄ってみては。
宮城交差点近くの赤山地下壕跡もなかなか見ごたえあります。

サイクル・スポーツ用品