小淵沢から甲府まで山高神代桜・わに塚の桜など北杜市~韮崎市の桜の名所を巡りながら走る。
桜の開花状況はこちらを参照してください。
距離:52.7km
小淵沢~神代桜
小淵沢駅からスタート。駅前から甲斐駒ケ岳が見えます。
線路を越えたら右手に入る。
田んぼの中を進んでいくと
樹齢約400年の「神田の大イトザクラ」があらわれます。
樹高約9m、幹囲約8m、枝張り20m余りと県内でもまれに見る巨木の桜でエドヒガンザクラの変種。
例年の見頃は4月中旬~下旬。
線路を越えて七里岩ラインを長坂方面へ
中央本線をくぐり左折して長坂市街方面へ
長坂駅舎の周りにも桜が植えられています。
長坂牛池は灌漑用として昭和初期に整備された溜め池で、「長坂湖」とも呼び親しまれる地域の憩いスポット。
桜と池越しに南アルプス甲斐駒ケ岳の雄姿!
逆側は八ヶ岳!まだあまり知られていないため、静かな湖と桜をゆったりと満喫できる穴場スポットです。例年の見頃は4月中旬。
次は清春芸術村方面へ向かいます。
清春芸術村は廃校になった清春小学校の跡地
大正14年3月、同校の校舎落成を記念して児童たちによって校庭に植樹された
約30本のソメイヨシノが今も残る桜の名所です。
樹齢80年以上の風格ある桜並木が見事です。
芸術村の中央に位置する十六角形の建物「ラ・リューシュ」(仏語で「蜂の巣」の意)
見事な枝振りの桜、そして目の前に迫る甲斐駒ヶ岳の調和が、一幅の絵のように美しい。
清春白樺美術館の設計はニューヨーク近代美術館新館や東京国立博物館法隆寺宝物館を手掛けたモダニズム建築の大家、谷口吉生氏。
ジョルジュ・ルオー記念館(礼拝堂)も美術館と同じく谷口吉生氏設計。
自然光を取り入れて鑑賞する設計になっている「光の美術館」は安藤忠雄氏設計
木の上にある「茶室 徹」は 建築史家・藤森照信氏の設計
釜無川まで下っていきます。
老舗の酒蔵「七賢醸造元 山梨銘醸」の横を通る。
旧甲州街道沿いに正面入口があります。歴史ある建造物や、試飲のできる売店など酒蔵の雰囲気を満喫できます。
隣にある直営レストラン「臺眠」で地元野菜と麹を生かした料理がいただけます。
サービスで出してくれる「七賢の仕込み水」が超口当たりが良くて衝撃を受けました。
江戸時代に宿場町として栄えた面影が残る台ヶ原宿の町並み。金精軒は生信玄餅が主力製品ですが夏季限定で販売される水信玄餅が有名!
水信玄餅はここ本店と韮崎店で6~9月土日のみ販売で整理券が配られます。夕方行っても売り切れてます。
尾白川を渡る。
尾白川沿いにも桜が植えられています。
「上三吹」交差点で甲州街道から右に入る。
萬休院へ続く右手の坂道を進む。
萬休院の桜は山高神代桜の見頃時期と近いのでセットで訪れることをおすすめします。
美しい日本庭園
国の天然記念物に指定された樹齢450年の赤松「舞鶴松」という名木があったのですが、松くい虫の被害で枯れてしまい平成20年に惜しまれながら伐採されました。現在の舞鶴松は3代目。
桜のトンネルを抜け萬休院をあとにします。
大武川を渡り
案内看板に従って進めば神代桜のある実相寺へはすぐ着きます。
神代桜~甲府
山高神代桜は武川町の実相寺境内にそびえる、福島県の三春滝桜・
岐阜県の淡墨桜と並ぶ 日本三大桜の一つ。
野生のエドヒガンザクラで、推定樹齢は1800年とも2000年とも言われ、その風格には驚かされます。
樹高10.3m、根元・幹周り11.8mもあり、日本で最古・最大級の巨木として、大正時代に国指定天然記念物第1号となりました。
伝説では、神話の武将ヤマトタケルノミコトが東征の折に植えたと言われ、名前の由来になっています。
敷地内には水仙も咲き、足元の黄色と頭上の薄紅色のコントラストがとてもきれいです。
身延山や臥竜の桜などの有名な桜の子を分けてもらって多数植えてあります甲州街道には戻らずに甲府・韮崎方面へ
前方に富士山が見えてくる、かもしれません。沿道のそこここに桜が咲いています。
「わに塚のサクラ」へは諏訪神社(広神社)の駐車場から歩道がのびています。
韮崎段丘の中央、こんもりと盛り上がった塚の上に1本だけ立っている姿が美しい!
、樹齢約320年のエドヒガンザクラです。
釜無川を渡り、韮崎駅前を経由して甲府方面へ。
信玄堤へ信玄堤の桜の見頃時期は神代桜より早い。
竜王駅前を通って
貢川沿いの道へ
山梨県立美術館の近くは「芸術の小路」と名付けられ桜の並木になっています。
荒川橋を渡り川沿いを甲府駅方面に進む。
甲府駅前を通過して甲府城(舞鶴城公園)へ
ここも桜の見頃時期は神代桜より早い。天守台から甲府市街を一望できます。
駅の反対側の武田神社へのびる道も桜並木ですがこちらも見頃時期は神代桜より早い。