権現堂堤~吉見さくら堤公園~巾着田と埼玉県の菜の花と桜堤の名所を巡ります。鷲宮神社、清久さくら通り、篠津の桜堤、石戸蒲ザクラ、高尾さくら公園などを経由して利根川から荒川、都幾川、越辺川、高麗川をつないで走る。権現堂堤・さくら堤公園・巾着田は彼岸花(曼珠沙華)の名所でもあるので秋もお勧めです。
距離:82.8km
権現堂~さくら堤公園
栗橋駅からスタート
栗橋は奥州街道・日光街道の宿場町。利根川沿いの道にその面影が僅かに残る。
利根川堤に出て
東北新幹線の橋が見えてきたら堤から右へ下りて権現堂川へ
まず対岸に桜並木が見えてきて
進んでいくと右岸も桜並木が現れる
中川との合流まで3.5kmほど桜並木が続く。けっこう長い。
中川の水門の上を通り外野橋を渡って権現堂桜堤へ
長さ1kmにわたる堤に約1,000本のソメイヨシノが咲き誇り桜のトンネルを作ります。
堤の隣には、菜の花が作付けされ、桜の淡いピンクと菜の花の黄色とのコントラストが見事です。
彼岸花(曼珠沙華)の名所でもあり秋は曼珠沙華祭りが開催されます。
一般道に出て加須幸手線で久喜市に入る。
東北新幹線の高架をくぐったら、加須幸手線から左に入り鷲宮神社方面へ
鷲宮神社は「関東最古の大社」、「お酉様の本社」と称する久喜市の神社。
アニメの舞台となり聖地巡礼ブームの先駆けとなった場所。
参道の両脇に桜が植えられています。
地方の長閑な神社です。
駅前を通り過ぎ踏切を渡ると駅の裏を流れる青毛堀川沿いの桜が見えます。
埼玉県道12号川越栗橋線を桶川・菖蒲方面へ
「六万部橋(東)」交差点を右折して東北自動車道をまたぐ。
「清久さくら通り入り口」交差点を左折。
清久さくら通りは清久工業団地を貫く道路。約700mの桜並木はなかなかのもの。
車道の両脇に加え歩道脇にも植えられているので3列の桜並木
工業団地なんでまわりの景色が無味乾燥なのは否めませんが…
しばらく直進すると「水と緑のふれあいロード」と交差するので右折。
前方左手の桜が見える方へ行ってみる。
「しらさぎ公園」という池や滝、遊具などが設置されている公園。
公園南側にある小山は、別名「ラベンダー山」と称され、6月中旬から7月上旬にかけラベンダーが咲きます。
左折してさいたま・伊奈方面へ
見沼代用水沿いに桜が植えられています。
桜並木の下、見沼代用水沿いを600mほど走り
右折して野通川を渡り「小林」交差点を左折。
元荒川を渡り上越新幹線高架をくぐって
桶川市に入る。
右手に赤堀川沿いの桜並木が見えてくるので右折。
約1Kmにわたって桜並木が続く「篠津の桜堤」
川沿いは遊歩道になっています。
ここは結構穴場かも。
工業団地に出て
100mほどで次の「朝日さくら並木」
工場と倉庫の間の道なので雰囲気はまあ…
埼玉県道312号下石戸上菖蒲線で「石戸蒲ザクラ」へ向かいます。
国道17号と交差し
北本駅の南で高崎線の踏切を超える。
「石戸蒲ザクラ」は樹齢800年といわれ、日本五大桜として大正11年(1922)10月12日に国の指定を受けた天然記念物。
樹種は、和名「カバザクラ」という世界でただ1本の品種で、エドヒガンとヤマザクラの自然雑種と考えられており、毎年4月10日前後に白く可憐な花を咲かせる。
近所の北本市子供公園も多数の桜が植えられています。
親子でのんびり花見するのに良い場所です。
城ヶ谷堤にも約60本のソメイヨシノがあり、毎年4月上旬に見事な花のトンネルをつくります。
その先の「高尾さくら公園」は広々とした芝生地に、全国各地から集められた桜を含め、約30種類、200本ほどの桜が植えら れています。
屋台も出て大勢の花見客で賑わいます。
荒川の土手に出て
高尾橋を渡り
堤に上がり進んでいくと
左前方に吉見さくら堤の見事な桜並木が見えてきます。
さくら堤公園~巾着田
吉見はいちごの産地。さくら堤近くのガスタンクにいちごが描かれています。荒川自転車道が走る吉見町の1.8kmの区間「ふるさと歩道」の両側に桜が植えられていて、春には桜のトンネルができあがります。
秋には堤の両斜面が彼岸花で真っ赤に染まります。
荒川自転車道を進み比企自転車道(川島こども動物自然公園自転車道)へ入る。
梅ノ木古凍貯水池の周囲も桜並木が続く
国道254号をアンダーパスでくぐる。
都幾川沿いに出て橋をくぐる。
都幾川を進むと越辺川に合流します。
水管橋をくぐって
次の橋を左に降りてくぐり
折り返して橋を渡る。
越辺川の右岸を遡り、今くぐった水管橋を逆向きにくぐる。
国道407号と東武東上線をくぐる。
走っていると自然に高麗川へ入ります。
北坂戸の高麗川右岸河川敷を利用した緑地は高麗川右岸環境側帯として美しく整備されていて桜の名所としても有名です。
関越自動車道の手前も桜並木になっています。
関越自動車道に突き当たり一旦一般道へ
関越自動車道をくぐって再び堤上を走る。
厚川鶴舞運動公園前でいったん一般道に入り
またすぐ堤上の道へ戻る。
埼玉県道114号川越越生線をくぐったら一般道へ
西大家駅の脇を抜けて高麗川を渡り
八高線の踏切を越えて
カワセミ街道に入る。
高麗神社へ
参道は桜並木になっています。
高麗神社周辺の土地は古代に高句麗からの渡来人が開拓した土地。高麗神社には高句麗からの渡来人高麗王若光が祀られています。
境内隣接地には江戸時代に建てられた国の重要文化財「高麗家住宅」があります。写真の枝垂れ桜は盛りを過ぎた状態。満開時期はソメイヨシノより早めです。
高麗神社から300mほど先にある聖天院。
高麗王若光の菩提寺として創建され、寺号は若光が高句麗より持参した歓喜天を本尊とすることから名付けられたという。異国っぽい石柱が建っています。山門は雷門
仁王ではなく風神・雷神が収められています。
本堂は一段高い場所
本堂の前は見晴台になっています。
カワセミ街道を更に進むと巾着田の入口に出ます。
巾着田は高麗川の蛇行によってできた巾着のような形をした平地。
堤防沿いを中心に約100本ものソメイヨシノが植えられています。平地部分には菜の花が植えられ黄色とピンクの美しいコントラストを作り出しています。
そもそも「巾着田曼珠沙華公園」と名付けられているように秋の曼珠沙華(彼岸花)の群生地として有名です。
河川敷にある5.5ヘクタールの群生地にヒガンバナが(彼岸花、曼珠沙華)500万本!
圧巻の風景です。
巾着田から最寄り駅は高麗駅ですが飯能駅まで5kmくらいです。
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