糸魚川から久比岐自転車道で直江津まで行き、春日山城址~高田城跡を巡って上越妙高駅まで。久比岐自転車道は旧国鉄北陸本線の跡なので煉瓦造りのトンネルなど近代化遺産としても見どころがあります。海岸でヒスイ探しにチャレンジしたり、名物のベニズワイガニを食べたり、いろんな楽しみ方ができます。
距離:58.4km
糸魚川~直江津(久比岐自転車道)
糸魚川駅から久比岐自転車道へのルートは久比岐自転車道のHPに掲載されているコースガイドマップに載っているのでそれに従います。
糸魚川駅からスタート
糸魚川駅からスタート
古い町並みを求めて駅から西側の「白馬通り」へ。1812年の創業・池田屋酒造。「白馬通り」は昔の「塩の道=千国街道」。
建物の庇を道路側に長く出し、通行者が雨や雪にあわない通路として作られている「雁木」が目に付きます。
「本町通り」(加賀街道)に出ます。
2016年に発生した糸魚川市駅北大火で中心市街地の約4ヘクタールが延焼。宿場町として栄えた雁木のある糸魚川らしい町並みに再生中です。(2021年3月までが復興整備期間)
焼失後に再建された加賀の井酒造。
駅前からの道に突き当たったら左折。
すぐを右折。
右折せずに国道8号まで出ると海側に展望台があります。
日本海に沈む夕陽を見るのに良さそう。
山側を向くと妙高連峰の新潟焼山が見渡せます。
旧加賀街道に戻って進む。
途中、県道221号で海に出ると
「ヒスイ海岸」に出ます。
この海岸では運が良ければヒスイを拾うことができるとのこと。これは!と思う石は拾って、博物館「フォッサマグナミュージアム」に持っていくと学芸員さんが鑑定してくれるそうです。
道はいったん国道8号に合流して
海川を渡り
「竹ヶ花十字路」で左に入る。
小さな橋を渡ったら左折。
海岸線に出ます。
コメリの手前で国道8号に戻り
早川を渡る。
橋を渡って100mほどで久比岐自転車道の入り口。久比岐自転車道は糸魚川市中宿から上越市虫生岩戸までの全長約32kmで、国道8号に沿って旧国鉄北陸本線の跡地を利用して整備されています。
2kmほど海べりを走り
浦本漁港を過ぎ少し走ると
自転車道は右に曲がり、国道8号を渡って右側の歩道に入る。
自転車道は緩い坂を上って
国道8号より一段高いところを走る。
いったん北陸自動車道に近づいて
また国道8号まで下り
国道脇を少し走ったら
鬼舞漁港の手前でまた上る。
道に面した左手にある五霊神社
鳥居が海に向かって建っています。
木浦川を渡る。
再び国道8号線脇に出る。
前方に弁天岩が見えてきます。
能生川を渡って
能生地区に入り
トンネルが見えてきたらその手前を左に入って国道8号に出ると
弁天岩へ渡れます。
弁天岩はフォッサマグナの海底火山の噴火によってできたもので、糸魚川ジオパークのジオサイトのひとつです。
島の中程には海の守り神として知られる厳島神社があり、岩礁上には燈台が設置されています。
自転車道に戻って最初の鉄道跡トンネル「白山トンネル」を通る。
次の「小泊トンネル」
出口側は覆道(シェッド)になっていて側面にもアーチ状の開口部があります。
トンネルを抜けてしばらくすると「道の駅 マリンドリーム能生」が見えてきて、そのまま走り込めます。
糸魚川市能生地域にある県立海洋高等学校(旧県立能生水産高等学校)の実習船として活躍した「越山丸」が展示されています。
道の駅にはレストラン・食堂が4軒、お土産売店とコンビニもあります。
変わったご当地B級グルメにチャレンジしてみるのも良いかも
別棟の「鮮魚センター」と「かにや横丁」
活気があります。
鮮魚や干物に加えて浜焼きやお刺身、たこめし、お寿司なんかも売ってます。
「かにや横丁」は能生漁港で穫れた新鮮なベニズワイガニを選んで買って、その場で食べられる日本海側最大級のベニズワイガニ直売所。下の写真のカニ2ハイで1,100円でした。※禁漁期間:1・2月(一部店舗は県外産品にて営業)
買ったカニは表のテーブルやベンチの他に「カニかに館」という建物の中でも食べられます。
自転車道に戻って先に進みます。
トンネルの入り口には、旧国鉄時代のレンガがそのまま使われていて、昔の面影が残っています。
筒石漁港を通り過ぎて
本廣寺の前の坂から筒石集落へ下りてみる。
筒石は古くからの漁村で、山々と海岸線のわずかな平地に家があるため、木造家屋の多くは間口が狭く、3階建ての住宅となっています。
2階~3階建ての建物が隣家との境も無いほどに建ち並んでおり、「新潟県建築まちなみ100選」にも選ばれています。
自転車道に戻って上から見た筒石の町並み。
いったん国道8号のレベルに下りて
また一段高い位置へ戻って
上越市に入る。
大緯トンネル手前の展望台から
「道の駅 うみてらす名立」の風車が見えます。
工事現場にも新潟のシンボル・トキ!
名立川を渡って
自転車道は右折してクランク、左折すると
国道8号の海側に建つ「道の駅 うみてらす名立」に出ます。
ここは鮮魚売り場と食堂に加えて入浴施設やプール、宿泊施設があります。
食堂は1階が麺類や丼ものをリーズナブルに食べられるカウンター式のお店。
2階は隣の漁港直送の魚介や地野菜をふんだんにつかった和・洋の海鮮レストラン
自転車道は名立を過ぎるとまた国道8号沿いに出ます。
次々とトンネルやシェッドが現れます。
有間川駅の手前で国道8号沿いに出る。有間川漁港に尖ったデザインの有間川フィッシャリーナ休憩棟が見えます。一般も利用可能。
有馬川を渡り
またまたトンネル
谷浜駅付近
地下道で国道8号の左側に渡る。
釣り用の桟橋「上越市海洋フィッシングセンター」を過ぎたら自転車道の終点はすぐそこ。
直江津~上越妙高
国道8号から離れてなおえつ海水浴場へ下りていきます。
五智国分寺方面の看板の坂を上る。
坂の上は「親鸞聖人上陸の地」。越後(上越市)は浄土真宗の開祖・親鸞聖人が流罪となった場所。ここはその上陸の場所と伝わっています。
日本海を望む展望台が整備されています。
周辺には五智国分寺や越後國一之宮 居多神社など親鸞に縁のある寺社が点在しています。
本願寺国府別院は親鸞が五智国分寺の次に居を構えた場所。
日本海ひすいラインを越えて春日山城へ向かいます。
県道185号線の両脇の松並木。旧街道の名残と思われる。
ローソンの先を右斜前に入ると
春日山城史跡広場へ出ます。
春日山城は鉢ヶ峰と呼ばれる標高160mの独立丘を中心に築かれた上杉氏の居城。山城の東に広がる平坦部に1.2kmに及ぶ総構えが造られた。
土塁や堀、道堀立柱建物などが復元され、中世の春日山城を体感できます。
春日山の名前はこの地にある春日神社(奈良の春日大社から勧進した)に由来する。
また、近くにある上杉氏の菩提寺・林泉寺の惣門は、春日山城の搦手門を移築したものと言われてます。
春日山へは1kmほどのプチヒルクライム。
春日山神社下に駐車場があるのでそこに自転車をおいて春日山城を歩きます。
春日山神社は山形県米沢市の上杉神社より分霊され、謙信公を祭神に祀った神社
結構急な山道です。
石垣などはありませんが空堀や曲輪跡などの地形が残っています。
直江兼続はここに住んでいたのかな?
毘沙門堂。上杉謙信の時代は違う場所だったそうです。
天守閣・本丸付近からは上越の山々と日本海を見渡すことができます。
春日山を下って高田へ向かいます。
上杉謙信像が建っている上越市埋蔵文化財センターの前を通り
「春日山町」交差点を右折して
道なりに走っていけば
高田の市街地へ入ります。
「北本町一丁目」交差点を左折して
「本町七丁目」を右折して雁木通りへ。高田の雁木通りの総延長は16キロ! 日本最長の長さを誇ります。
日本最古級の映画館「高田世界館」は1911年 (明治44年) に芝居小屋「高田座」として開業。5年後の1916年 (大正5年) に「世界館」と改称、常設映画館となりました。
経済産業省の近代化産業遺産に認定、および国の登録有形文化財に登録された建物。
閉館・取壊しの危機を乗り越え現在はNPOが運営しているそうです。
現在も上映を続けているのがすごい!
訪れた日は上映中で客席は見学することができませんでした。上映がなければ見学できるそうです。
その向かいには町家を活用した施設「町家交流館高田小町」があります。
町家建築を活かしつつ中はしっかりとリノベーションされています。
雁木通りを進んでいくと
駅の近くでは雁木から現代のアーケードに変わります。
東へ850mほど行くと高田城址があります。
堀の向こうに妙高山。堀の周りは桜並木になっていて春は花見の名所です。
二重の堀が残っています。
消失した三重櫓が再建されています。
平城の高田城には天守閣は建築されず、石垣も積まれていない。
上越妙高駅まで3km強。
東口のほうが近いが西口側に周れば温泉施設「釜ぶたの湯」に入っていけます。
駅前にあるコンテナ商店街「FRUSATTO」 には居酒屋、ラーメン店、カフェ、スイーツ、土産物店など多様なお店が集まっています。
上越妙高駅中の「SAKURAプラザ」にも食堂「7つのおもてなし」と土産物店が入っています。
電車待ちの時間にちょっと一杯。「利き酒セット」は3種類の地酒とおつまみ付きで1000円!
アジフライ450円!肉厚でふっくらして美味しかったです。ラーメンやタレカツ丼なんかもあります。
土産物店で上越市のソウルフード「小竹のサンドパン」を購入。
コッペパンにバタークリームを挟んだものを上越地区では「サンドパン」と呼ぶそうです。
五智国分寺方面の看板の坂を上る。
坂の上は「親鸞聖人上陸の地」。越後(上越市)は浄土真宗の開祖・親鸞聖人が流罪となった場所。ここはその上陸の場所と伝わっています。
日本海を望む展望台が整備されています。
周辺には五智国分寺や越後國一之宮 居多神社など親鸞に縁のある寺社が点在しています。
本願寺国府別院は親鸞が五智国分寺の次に居を構えた場所。
日本海ひすいラインを越えて春日山城へ向かいます。
県道185号線の両脇の松並木。旧街道の名残と思われる。
ローソンの先を右斜前に入ると
春日山城史跡広場へ出ます。
春日山城は鉢ヶ峰と呼ばれる標高160mの独立丘を中心に築かれた上杉氏の居城。山城の東に広がる平坦部に1.2kmに及ぶ総構えが造られた。
土塁や堀、道堀立柱建物などが復元され、中世の春日山城を体感できます。
春日山の名前はこの地にある春日神社(奈良の春日大社から勧進した)に由来する。
また、近くにある上杉氏の菩提寺・林泉寺の惣門は、春日山城の搦手門を移築したものと言われてます。
春日山へは1kmほどのプチヒルクライム。
春日山神社下に駐車場があるのでそこに自転車をおいて春日山城を歩きます。
春日山神社は山形県米沢市の上杉神社より分霊され、謙信公を祭神に祀った神社
結構急な山道です。
石垣などはありませんが空堀や曲輪跡などの地形が残っています。
直江兼続はここに住んでいたのかな?
毘沙門堂。上杉謙信の時代は違う場所だったそうです。
天守閣・本丸付近からは上越の山々と日本海を見渡すことができます。
春日山を下って高田へ向かいます。
上杉謙信像が建っている上越市埋蔵文化財センターの前を通り
「春日山町」交差点を右折して
道なりに走っていけば
高田の市街地へ入ります。
「北本町一丁目」交差点を左折して
「本町七丁目」を右折して雁木通りへ。高田の雁木通りの総延長は16キロ! 日本最長の長さを誇ります。
日本最古級の映画館「高田世界館」は1911年 (明治44年) に芝居小屋「高田座」として開業。5年後の1916年 (大正5年) に「世界館」と改称、常設映画館となりました。
経済産業省の近代化産業遺産に認定、および国の登録有形文化財に登録された建物。
閉館・取壊しの危機を乗り越え現在はNPOが運営しているそうです。
現在も上映を続けているのがすごい!
訪れた日は上映中で客席は見学することができませんでした。上映がなければ見学できるそうです。
その向かいには町家を活用した施設「町家交流館高田小町」があります。
町家建築を活かしつつ中はしっかりとリノベーションされています。
雁木通りを進んでいくと
駅の近くでは雁木から現代のアーケードに変わります。
東へ850mほど行くと高田城址があります。
堀の向こうに妙高山。堀の周りは桜並木になっていて春は花見の名所です。
二重の堀が残っています。
消失した三重櫓が再建されています。
平城の高田城には天守閣は建築されず、石垣も積まれていない。
上越妙高駅まで3km強。
東口のほうが近いが西口側に周れば温泉施設「釜ぶたの湯」に入っていけます。
駅前にあるコンテナ商店街「FRUSATTO」 には居酒屋、ラーメン店、カフェ、スイーツ、土産物店など多様なお店が集まっています。
上越妙高駅中の「SAKURAプラザ」にも食堂「7つのおもてなし」と土産物店が入っています。
電車待ちの時間にちょっと一杯。「利き酒セット」は3種類の地酒とおつまみ付きで1000円!
アジフライ450円!肉厚でふっくらして美味しかったです。ラーメンやタレカツ丼なんかもあります。
土産物店で上越市のソウルフード「小竹のサンドパン」を購入。
コッペパンにバタークリームを挟んだものを上越地区では「サンドパン」と呼ぶそうです。
サイクル・スポーツ用品