稲梓から婆娑羅峠を越えて松崎に出て、西伊豆を沼津まで北上する。アップダウンを繰り返すタフなコースですが、堂ヶ島や土肥金山、御浜岬、大瀬崎などのジオスポット、黄金崎や恋人岬、出逢い岬など多数の展望地と見どころがいっぱいです。
距離:108.7km
獲得標高:2,356 m
稲梓~松崎~堂ヶ島
稲梓駅からスタート。東京駅5:20発 の東海道線から乗り継いで8:42稲梓駅着 。
伊豆急の高架をくぐり国道414号に突き当たるので右折。
稲生沢川に沿って少し進み
国道414号から県道15号で松崎方面に進む。
稲生沢川沿いの田園地帯を抜けて
徐々に山道になっていきます。
勾配はさほどきつくありません。
婆娑羅峠をトンネルで抜けると
松崎までは下りになります。
明伏川沿いに進み
人家が見えてくると
右手に道の駅「花の三聖苑」が現れます。
食事処、地場産品販売所に加え
日帰り温泉施設もあります。
明治6年に建てられた公立小学校の校舎も移設・復元されています。
那賀川に合流して進みます。
那賀川沿い約6kmには1200本の桜並木があり、河原の菜の花と合わせ花見の名所です。また付近には農閑期の田んぼ約3万㎡に、6種類の花が咲き乱れる「田んぼをつかった花畑」(3月下旬~5月上旬)もあります。
国道136号と交差して直進すると
火の見櫓の向かいになまこ壁の建物が見えてきます。
明治中期、呉服商家として建てられた「中瀬邸」
中瀬邸入口すぐ右手にある松崎ビジターセンター
扉に見事な竜虎の鏝絵(コテ絵)が施されています。
中瀬邸前の時計塔は大正13年に建てた初代が水没したのを昭和62年に再建したもの。時計板に「13時」の表示があったりして遊びが心あふれています。
中瀬邸前から那賀川にかかる「ときわ大橋」は、なまこ壁で欄干を装飾した珍しい橋です。欄干両側に、桜の花、空を飛ぶツバメが漆喰で鮮やかに描かれています。
橋を渡った先を右折してすぐの場所にあるなまこ壁通り(近藤平三郎生家)
なまこ壁とは、壁面に四角い平瓦を並べて張り、その継ぎ目を漆喰でかまぼこ型に盛り上げる技法。江戸時代に防火、防風を目的として普及しました。同じく伊豆の下田もなまこ壁が多く残っていることで有名です。
明治43年の建築でかつての呉服商の建物「伊豆文邸」。無料休憩所として利用されていて、横の公園には足湯も設置されています。
那賀川河口の先に南アルプスの山並み。
松崎市街地のお肉屋さんには「川のりコロッケ」ののぼり。「川のり」は松崎の特産品らしい。
松崎の海岸
国道136号に出て松崎の市街地から上っていく。
西伊豆町に入り
仁科川を渡り直進。川沿いに曲がって上っていくと仁科峠に出ます。
仁科漁港を通り過ぎます。
漁協の直売所や食堂もあります。
集落を抜けると乗浜海岸
島に囲まれた綺麗な海岸です。
堂ヶ島公園からは堂ヶ島を巡る遊覧船が出ています
国の天然記念物「堂ヶ島天窓洞」は海蝕洞の天井が崩れて穴(天窓)が空いたもの。天窓の周囲には遊歩道があり上から穴を眺められます。
遊覧船で海から洞窟内に入ることもできます。
伝兵衛島・中ノ島・沖ノ瀬島・高島からなる4つの島の総称「三四郎島」。干潮時には一番手前の伝兵衛島まで瀬が現れ歩いてわたることができ、この現象のことを「トンボロ」と言います。
蛇島
蛇島の手前の亀石
道は内陸に入って高度を上げていきます。
連続するトンネルを抜けていく
海が遙か下に見える、ということはそれだけ上ったということ。
漁港の食事処よこ田。国道から外れているので穴場的お店。店内に生簀があります。
金目鯛煮魚定食、美味しかったです。
安良里漁港
国道136号に戻り黄金崎トンネルを抜けると
すぐに黄金崎の入口があるので左折。
黄金崎に通じる道には旧国道の古いトンネル「宇久須隧道」があります。渋い!
岬へ向かう途中の景色
岬の突端には「馬ロック」と呼ばれる奇岩があります。確かに馬に見えます。
仁科峠に上っていく県道410号の入り口がありますが直進。
また高度を上げていきながらトンネルが連続する。
伊豆市に入ります。
「恋人岬」というこっ恥ずかしい名前の岬に到着。1983年に観光用に改称したとのこと。グアムの恋人岬と提携を結んだりしてそれなりに成功しているみたい。
土肥桜と菜の花が駐車場に植えられています。
富士山の眺めは黄金岬よりも良い。
北岳もこの通り
赤石岳や南アルプスの山々が見渡せます。
達磨寺を通り過ぎて
下っていくと前方に富士山を見ながら走る区間が続きとても楽しい。
心地よいカーブが続く
駿豆学園入口の表示を右に入ったところに土肥桜の並木があります。
海が見える坂道に土肥桜が並んでいます。
海岸線近くまで下りて
八木沢温泉地区に入る
沿道に菜の花も植えてあります。
八木沢地区の土肥桜
金山がある土肥温泉地区へ。
土肥桜は木によって花の色は濃いピンクと薄いピンクの2種類あり、1月上旬から開花を始め2月中旬まで咲き続けます。
土肥の海岸
海岸線の道路や公園にも土肥桜が色鮮やかに咲いています
ここからは富士山は見えません。
旅人岬から下り
小土肥温泉地区を抜けて
本格的な上りになります。
視界がひらけた場所に展望スポット「碧(みどり)の丘」があります。
土肥・堂ヶ島方面を見渡せます。
「碧の丘」を過ぎればすぐに下りになります。
カーブを抜けるとまた前方に富士山が見えてきます。
戸田港に下りていきます。
鳥のくちばしのような御浜岬は駿河湾の海流に運ばれた土砂が、湾の入り口部分に帯状にたまってできた砂嘴(さし)と呼ばれる地形です。
左に折り返して御浜岬へ。
港側は美しい砂浜。
先端には大漁と海上守護の神として崇められている弟橘姫命を祭神とする諸口神社があります。
県道17号に戻り戸田港へ。
港の近くではカニの看板やノボリが目に付きます。
戸田は深海魚が採れることで有名。水深200m〜800mほどの深海底に住む世界最大の甲殻類タカアシガニは戸田の名物でシンボル的存在。複数の飲食店で食べることができます。
網元光徳丸 食事処 かにやもタカアシガニを食べられるお店の一つ。
カニ以外にも深海魚(トロボッチ)唐揚定食 などもあります。
戸田の街の路地に入ると古い建物や石垣が残っています。
また港から1km内陸には「道の駅 くるら戸田」があります。
戸田港からまたググッと坂を上っていきます。
出逢い岬からは御浜岬と富士山を見渡すことができます。
アップダウンを繰り返し進む。
次の展望スポット「煌めきの丘」
眼下に見えるのは井田の集落。
「煌めきの丘」から井田海岸入口まで下り
もう一度上り返します。
トンネルを抜けると
下りになります。
駿河湾にニュッと突き出した大瀬崎が見えてきます。
大瀬崎も御浜岬と同様の砂嘴です。
一段高い場所に大瀬神社(引手力命神社)が鎮座しています。
岬の先には海に囲まれた土地にも関わらず淡水の池「神池」があり、伊豆七不思議の一つとされています。
池は神社の境内地にあり周囲のビャクシン林と合わせて神秘的な空気に包まれています。
引手力命神社の御神木。推定樹齢1,500年で、幹の周囲は約7m。
岬の北浜には灯台が建っています。
県道17号に戻って
海岸線まで下っていきます。
海岸線まで下れば後はほぼフラットな走りやすい道。
古宇浦から駿河湾越しの富士山
「らららサンビーチ」は美しい白い砂浜
長井崎をトンネルで通過。
沼津は「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地。いたるところでキャラクターを目にします。
もうひとつトンネルを抜けると
左手に「伊豆・三津シーパラダイス」
ここらへんからだと粟島と陸地の間に富士山が見えます。
内浦湾に面した「浜の家」の食堂では
エラがパクパク動く新鮮なアジの活造りが出てきました。
というか店の中が凄いことに。沼津では「ラブライブ!サンシャイン!!」を目にしないで街を歩くことは不可能なのです。
ちなみにすぐ近くのセブンイレブンにも声優さんの色紙がおいてありました。
「三津三差路」信号で右折すれば伊豆箱根鉄道駿豆線方面に行けるので伊豆長岡駅などから帰路につくこともできます。
沼津御用邸 記念公園の前を通って
港大橋を渡り
沼津港へ
多くの飲食店が並び活気に溢れた漁市場があります。
「沼津バーガー」はおもしろメニューの宝庫で人気店。
サメや深海魚など特色あるメニューを次々と開発しています。
沼津港から沼津駅までは約2km
稲生沢川に沿って少し進み
国道414号から県道15号で松崎方面に進む。
稲生沢川沿いの田園地帯を抜けて
徐々に山道になっていきます。
勾配はさほどきつくありません。
婆娑羅峠をトンネルで抜けると
松崎までは下りになります。
明伏川沿いに進み
人家が見えてくると
右手に道の駅「花の三聖苑」が現れます。
食事処、地場産品販売所に加え
日帰り温泉施設もあります。
明治6年に建てられた公立小学校の校舎も移設・復元されています。
那賀川に合流して進みます。
那賀川沿い約6kmには1200本の桜並木があり、河原の菜の花と合わせ花見の名所です。また付近には農閑期の田んぼ約3万㎡に、6種類の花が咲き乱れる「田んぼをつかった花畑」(3月下旬~5月上旬)もあります。
国道136号と交差して直進すると
火の見櫓の向かいになまこ壁の建物が見えてきます。
明治中期、呉服商家として建てられた「中瀬邸」
中瀬邸入口すぐ右手にある松崎ビジターセンター
扉に見事な竜虎の鏝絵(コテ絵)が施されています。
中瀬邸前の時計塔は大正13年に建てた初代が水没したのを昭和62年に再建したもの。時計板に「13時」の表示があったりして遊びが心あふれています。
中瀬邸前から那賀川にかかる「ときわ大橋」は、なまこ壁で欄干を装飾した珍しい橋です。欄干両側に、桜の花、空を飛ぶツバメが漆喰で鮮やかに描かれています。
橋を渡った先を右折してすぐの場所にあるなまこ壁通り(近藤平三郎生家)
なまこ壁とは、壁面に四角い平瓦を並べて張り、その継ぎ目を漆喰でかまぼこ型に盛り上げる技法。江戸時代に防火、防風を目的として普及しました。同じく伊豆の下田もなまこ壁が多く残っていることで有名です。
明治43年の建築でかつての呉服商の建物「伊豆文邸」。無料休憩所として利用されていて、横の公園には足湯も設置されています。
那賀川河口の先に南アルプスの山並み。
松崎市街地のお肉屋さんには「川のりコロッケ」ののぼり。「川のり」は松崎の特産品らしい。
松崎の海岸
国道136号に出て松崎の市街地から上っていく。
西伊豆町に入り
仁科川を渡り直進。川沿いに曲がって上っていくと仁科峠に出ます。
仁科漁港を通り過ぎます。
漁協の直売所や食堂もあります。
集落を抜けると乗浜海岸
島に囲まれた綺麗な海岸です。
堂ヶ島公園からは堂ヶ島を巡る遊覧船が出ています
国の天然記念物「堂ヶ島天窓洞」は海蝕洞の天井が崩れて穴(天窓)が空いたもの。天窓の周囲には遊歩道があり上から穴を眺められます。
遊覧船で海から洞窟内に入ることもできます。
伝兵衛島・中ノ島・沖ノ瀬島・高島からなる4つの島の総称「三四郎島」。干潮時には一番手前の伝兵衛島まで瀬が現れ歩いてわたることができ、この現象のことを「トンボロ」と言います。
蛇島
蛇島の手前の亀石
堂ヶ島~土肥
堂ヶ島公園から少し進むと
道路から三四郎島を近くで見ることができます。
堂ヶ島温泉ホテルの手前からトンボロ地点の瀬浜海岸に歩いて降りられます
干潮でないと歩いて島まで渡ることはできません
先に進んでいくと
1月から咲き始める早咲きの土肥桜が沿道を彩る道は内陸に入って高度を上げていきます。
連続するトンネルを抜けていく
海が遙か下に見える、ということはそれだけ上ったということ。
けっこうな山道です。
「安良里南」交差点を左に入って安良里漁港へ。漁港の食事処よこ田。国道から外れているので穴場的お店。店内に生簀があります。
金目鯛煮魚定食、美味しかったです。
安良里漁港
国道136号に戻り黄金崎トンネルを抜けると
すぐに黄金崎の入口があるので左折。
黄金崎に通じる道には旧国道の古いトンネル「宇久須隧道」があります。渋い!
岬へ向かう途中の景色
岬の突端には「馬ロック」と呼ばれる奇岩があります。確かに馬に見えます。
国道に戻って
トンネルを2つ抜けると仁科峠に上っていく県道410号の入り口がありますが直進。
また高度を上げていきながらトンネルが連続する。
伊豆市に入ります。
「恋人岬」というこっ恥ずかしい名前の岬に到着。1983年に観光用に改称したとのこと。グアムの恋人岬と提携を結んだりしてそれなりに成功しているみたい。
土肥桜と菜の花が駐車場に植えられています。
土肥桜の枝の合間をメジロが飛び交ってました
恋人岬の突端までは駐車場から徒歩10分くらい。
愛の鐘と幸せの鐘なるものがあります。最近こうゆうの多いよね、と思ったらここがそのハシリのようです。富士山の眺めは黄金岬よりも良い。
北岳もこの通り
赤石岳や南アルプスの山々が見渡せます。
達磨寺を通り過ぎて
下っていくと前方に富士山を見ながら走る区間が続きとても楽しい。
心地よいカーブが続く
駿豆学園入口の表示を右に入ったところに土肥桜の並木があります。
海が見える坂道に土肥桜が並んでいます。
海岸線近くまで下りて
八木沢温泉地区に入る
沿道に菜の花も植えてあります。
八木沢地区の土肥桜
金山がある土肥温泉地区へ。
土肥~戸田~大瀬崎
土肥金山は、江戸時代に第一期黄金時代を明治時代から昭和にかけて第二期黄金時代を迎え佐渡金山に次ぐ生産量を誇った伊豆最大の金山です。かつての坑道が観光スポットになっています。
海沿いの松原公園に多数の土肥桜が植えられています。土肥桜は木によって花の色は濃いピンクと薄いピンクの2種類あり、1月上旬から開花を始め2月中旬まで咲き続けます。
土肥の海岸
海岸線の道路や公園にも土肥桜が色鮮やかに咲いています
海べりからまた少し上って
すぐの場所にある旅人岬ここからは富士山は見えません。
旅人岬から下り
小土肥温泉地区を抜けて
本格的な上りになります。
視界がひらけた場所に展望スポット「碧(みどり)の丘」があります。
土肥・堂ヶ島方面を見渡せます。
「碧の丘」を過ぎればすぐに下りになります。
カーブを抜けるとまた前方に富士山が見えてきます。
戸田港に下りていきます。
鳥のくちばしのような御浜岬は駿河湾の海流に運ばれた土砂が、湾の入り口部分に帯状にたまってできた砂嘴(さし)と呼ばれる地形です。
左に折り返して御浜岬へ。
港側は美しい砂浜。
先端には大漁と海上守護の神として崇められている弟橘姫命を祭神とする諸口神社があります。
県道17号に戻り戸田港へ。
港の近くではカニの看板やノボリが目に付きます。
戸田は深海魚が採れることで有名。水深200m〜800mほどの深海底に住む世界最大の甲殻類タカアシガニは戸田の名物でシンボル的存在。複数の飲食店で食べることができます。
網元光徳丸 食事処 かにやもタカアシガニを食べられるお店の一つ。
カニ以外にも深海魚(トロボッチ)唐揚定食 などもあります。
戸田の街の路地に入ると古い建物や石垣が残っています。
また港から1km内陸には「道の駅 くるら戸田」があります。
戸田港からまたググッと坂を上っていきます。
出逢い岬からは御浜岬と富士山を見渡すことができます。
アップダウンを繰り返し進む。
次の展望スポット「煌めきの丘」
眼下に見えるのは井田の集落。
「煌めきの丘」から井田海岸入口まで下り
もう一度上り返します。
トンネルを抜けると
下りになります。
駿河湾にニュッと突き出した大瀬崎が見えてきます。
大瀬崎も御浜岬と同様の砂嘴です。
大瀬崎~沼津
大瀬崎の先に進んでいくと鳥居が現れ一段高い場所に大瀬神社(引手力命神社)が鎮座しています。
岬の先には海に囲まれた土地にも関わらず淡水の池「神池」があり、伊豆七不思議の一つとされています。
池は神社の境内地にあり周囲のビャクシン林と合わせて神秘的な空気に包まれています。
引手力命神社の御神木。推定樹齢1,500年で、幹の周囲は約7m。
岬の北浜には灯台が建っています。
県道17号に戻って
海岸線まで下っていきます。
海岸線まで下れば後はほぼフラットな走りやすい道。
古宇浦から駿河湾越しの富士山
「らららサンビーチ」は美しい白い砂浜
長井崎をトンネルで通過。
沼津は「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地。いたるところでキャラクターを目にします。
もうひとつトンネルを抜けると
左手に「伊豆・三津シーパラダイス」
ここらへんからだと粟島と陸地の間に富士山が見えます。
内浦湾に面した「浜の家」の食堂では
エラがパクパク動く新鮮なアジの活造りが出てきました。
というか店の中が凄いことに。沼津では「ラブライブ!サンシャイン!!」を目にしないで街を歩くことは不可能なのです。
ちなみにすぐ近くのセブンイレブンにも声優さんの色紙がおいてありました。
「三津三差路」信号で右折すれば伊豆箱根鉄道駿豆線方面に行けるので伊豆長岡駅などから帰路につくこともできます。
「あわしまマリンパーク」の前を通過
沼津市街方向へ左折。沼津御用邸 記念公園の前を通って
港大橋を渡り
沼津港へ
多くの飲食店が並び活気に溢れた漁市場があります。
「沼津バーガー」はおもしろメニューの宝庫で人気店。
サメや深海魚など特色あるメニューを次々と開発しています。
沼津港から沼津駅までは約2km
サイクル・スポーツ用品