栗橋から利根川を渡り渡良瀬遊水地を経由して渡良瀬川サイクリングロード(桐生足利藤岡自転車道)で足利~桐生まで。あしかがフラワーパークや鑁阿寺など近隣の見所も紹介。
距離:64.5 km
獲得標高:307 m
駅からすぐの場所に「静御前」のお墓があります。源義経の内妻であった静御前が、義経の後を追って平泉に向かう途中、この地で悲恋の死を遂げたと言われているそうです。
利根川橋で利根川を渡り
利根川左岸から渡良瀬川左岸堤上を走って三国橋で渡良瀬川右岸に渡る。
渡ってすぐの場所に渡良瀬川カスリーン台風決壊碑が建っています。
堤上の自転車道の先に渡良瀬調節池第1排水門が見える。
ここらへんは県境が入り組んでいる場所で進んでいくと埼玉、栃木、群馬の県境が目まぐるしく現れます。堤から下りて道を少し左に入ると三県境があります。
4県の県境にまたがる日本最大級の遊水地・渡良瀬遊水地内の調整池・谷中湖はハート型をしていて湖を3分する道を走ることができます。
谷中湖以外の渡良瀬遊水地はほとんどを広大なヨシ原が占めています。
堤上を進んだ先の藤岡渡良瀬運動公園をメイン会場にして毎年バルーンレースが行われます。
藤岡渡良瀬運動公園がメイン会場ですが離発着場所は風の状態やレース内容で変わります。私が見に行ったときは藤岡渡良瀬運動公園から離陸したこともあれば、板倉滑空場付近から離陸して思川の松原大橋付近に着陸したこともあります。
ここらへんは道幅も十分にありフラットで走りやすい。
東北自動車道をくぐる。
東武佐野線をくぐる。
道際の雷電神社。雷電神社は、関東一円、特に利根川中上流域に点在している雷除けなどの神社。群馬県板倉町に総本社格がある。
栃木県足利市に入る。
ライトアップも行われ多くのインバウンドを呼び込み2018年にはJR両毛線に最寄り駅が新設されました。
渡良瀬川を渡り、支流の袋川沿いを進む。
JR両毛線を越え左折。
道沿いの龍泉寺は足利厄除大師として知られています。併設の美術館は人気の伊藤若冲の絵を所蔵しているとのこと(棟方志功・俵屋宗達・伊藤若冲・横山大観・川合玉堂なども)
明治44年建築の木村織物 旧事務所棟を「足利織物記念館」として、足利の織物に関する資料を平日午前9時から午後4時まで展示公開しています。
「足利学校」の入口が面する本町通りの向かい側にある足利名物「自慢焼き」富士屋。「自慢焼き」は所謂「今川焼き」「大判焼き」で地方に寄って様々な呼び方があるようです。栃木市や上田、甲府にも「富士アイス」の屋号で「志゛まん焼き」を売っている店があるので関係あるのかな?
日本で最も古い学校として知られ、大正10年に国の史跡に指定された足利学校へ。
杏壇門の先に孔子廟(大成殿)があります。
杏壇門の右手に方丈、庫裡、書院などが並んでいます。
平安時代初期、もしくは鎌倉時代に創設されたと伝えられる中世の高等教育機関で、室町時代から戦国時代にかけて、関東における事実上の最高学府でした。
国宝や重要文化財の四書五経などが保存されています。
足利学校の脇から鑁阿寺(ばんなじ)へと通りが続いています。
鑁阿寺は、源姓足利氏二代目の足利義兼が、建久7年(1196年)に、邸内に持仏堂を建て、守り本尊として大日如来を祀ったのが始まりといわれています。
周囲に土塁と堀をめぐらした寺域はほぼ正方形で、約40,000平方メートルあり、鎌倉時代の武家屋敷の面影を今に伝えています。
本堂は平成25年、国宝に指定されました。手前は足利市イメージキャラクター「たかうじ君」。
通りに戻り西に進む。
足利織物の守り神であり織姫山の中腹に建つ足利織姫神社
足利は、織物のまち・染物のまちとして古くから有名で、「徒然草」の中でも取り上げられています。
1705年(宝永2年)に創建され、1879年(明治12年)織姫山に遷座されたが一時消失し、1937年(昭和12年)に平等院鳳凰堂をモデルとした現在の社殿が完成した。
織姫橋から渡良瀬川へ出ると森高千里が「夕日がきれいなまち」と歌って有名になった渡良瀬橋があります。橋の北側のたもとには、「渡良瀬橋の歌碑」が設置されています。
再び渡良瀬川サイクリングロードで桐生方面へ
松田川を渡り
県道254号と交差して
「ゆうあい橋」を渡る。
桐生川を渡って桐生市へ入ります。
正面に赤城山が迫ってきます。
太田頭首工
自転車道沿いにベンチや東屋があります。
中通り大橋の交差点で右折して桐生市街へ。
桐生もかつて「西の西陣、東の桐生」と言われるほど絹織物の町として栄えた歴史を持ちます。
JR両毛線桐生駅の北東、桐生天満宮へ続く本町通り周辺にギザギザの三角屋根、通称「ノコギリ屋根」の工場が点在しています。
「織物参考館・紫」は≪動く、さわれる、生きている≫体験型織物博物館。消えつつある古い染織技術、文化の発展、足跡を物語る貴重な資料1,200点余りを展示し、染色、手織り教室も開校しています。
大正時代に建てられ、国の登録有形文化財として残された、イギリス積みのレンガ造りののこぎり屋根工場の建物をベーカリーカフェとしてリノベーションした「ベーカリーカフェレンガ」
群馬大学工学部の構内には旧国立染織学校講堂が群馬大学工学部同窓記念会館として保存されています。
大正4年設置になる桐生高等染織学校の創立時の本館。
正面玄関の奥に講堂を配置する。TVや映画のロケにも度々使われているそうです。
桐生駅・新桐生駅方面へ本町通りを南下する。
本町通りは古い建物が点在しレトロな味わいがあります。
大正5年から大正10年にかけて建てられた鋸屋根工場。
昭和時代にかけての11棟の蔵群が、舞台や展示、演劇、コンサートなど様々な用途に使用されています。
JR両毛線桐生駅または東武桐生線新桐生駅へ。
栗橋~渡良瀬遊水地~足利
栗橋駅からスタート利根川橋で利根川を渡り
利根川左岸から渡良瀬川左岸堤上を走って三国橋で渡良瀬川右岸に渡る。
渡ってすぐの場所に渡良瀬川カスリーン台風決壊碑が建っています。
堤上の自転車道の先に渡良瀬調節池第1排水門が見える。
ここらへんは県境が入り組んでいる場所で進んでいくと埼玉、栃木、群馬の県境が目まぐるしく現れます。堤から下りて道を少し左に入ると三県境があります。
三県境はかつては渡良瀬川の中に位置していましたが、明治から大正にかけての河川改修により渡良瀬川の河道が変わり、現在の水路の位置になりました。
堤上を進むと道沿いに「道の駅かぞわたらせ」が見えてきます。。
「道の駅かぞわたらせ」から三県境への道案内が表示されています。
堤上から見た渡良瀬川遊水地谷中湖。4県の県境にまたがる日本最大級の遊水地・渡良瀬遊水地内の調整池・谷中湖はハート型をしていて湖を3分する道を走ることができます。
谷中湖以外の渡良瀬遊水地はほとんどを広大なヨシ原が占めています。
堤上を進んだ先の藤岡渡良瀬運動公園をメイン会場にして毎年バルーンレースが行われます。
金土曜日に早朝と午後、日曜日に早朝の計5回競技フライトが行われます。
ただし悪天候、風の強い日は競技中止になるので公式HPやツイッターで情報を確認することが必須です。藤岡渡良瀬運動公園がメイン会場ですが離発着場所は風の状態やレース内容で変わります。私が見に行ったときは藤岡渡良瀬運動公園から離陸したこともあれば、板倉滑空場付近から離陸して思川の松原大橋付近に着陸したこともあります。
渡良瀬遊水地をすぎると渡良瀬川沿いに出ます。
東武日光線をくぐる。
河川敷にグライダーの滑空場「板倉滑空場」があります。ここらへんは道幅も十分にありフラットで走りやすい。
東北自動車道をくぐる。
東武佐野線をくぐる。
道際の雷電神社。雷電神社は、関東一円、特に利根川中上流域に点在している雷除けなどの神社。群馬県板倉町に総本社格がある。
栃木県足利市に入る。
「あしかがフラワーパーク」は川崎橋を渡って約3km。
4月中旬から5月中旬に樹齢150年におよぶ600畳敷きの藤棚を持つ大藤や、長さ80mもの白藤のトンネル、きばな藤のトンネルなど350本以上の藤が咲き誇ります。ライトアップも行われ多くのインバウンドを呼び込み2018年にはJR両毛線に最寄り駅が新設されました。
「あしかがフラワーパーク」に立ち寄らない場合はもう少し先まで走って
足利市街へ寄っていく場合は福猿橋を右折。渡良瀬川を渡り、支流の袋川沿いを進む。
JR両毛線を越え左折。
道沿いの龍泉寺は足利厄除大師として知られています。併設の美術館は人気の伊藤若冲の絵を所蔵しているとのこと(棟方志功・俵屋宗達・伊藤若冲・横山大観・川合玉堂なども)
明治44年建築の木村織物 旧事務所棟を「足利織物記念館」として、足利の織物に関する資料を平日午前9時から午後4時まで展示公開しています。
「足利学校」の入口が面する本町通りの向かい側にある足利名物「自慢焼き」富士屋。「自慢焼き」は所謂「今川焼き」「大判焼き」で地方に寄って様々な呼び方があるようです。栃木市や上田、甲府にも「富士アイス」の屋号で「志゛まん焼き」を売っている店があるので関係あるのかな?
日本で最も古い学校として知られ、大正10年に国の史跡に指定された足利学校へ。
足利~桐生
入徳門、学校門をくぐり杏壇門の先に孔子廟(大成殿)があります。
杏壇門の右手に方丈、庫裡、書院などが並んでいます。
平安時代初期、もしくは鎌倉時代に創設されたと伝えられる中世の高等教育機関で、室町時代から戦国時代にかけて、関東における事実上の最高学府でした。
国宝や重要文化財の四書五経などが保存されています。
足利学校の脇から鑁阿寺(ばんなじ)へと通りが続いています。
鑁阿寺は、源姓足利氏二代目の足利義兼が、建久7年(1196年)に、邸内に持仏堂を建て、守り本尊として大日如来を祀ったのが始まりといわれています。
周囲に土塁と堀をめぐらした寺域はほぼ正方形で、約40,000平方メートルあり、鎌倉時代の武家屋敷の面影を今に伝えています。
本堂は平成25年、国宝に指定されました。手前は足利市イメージキャラクター「たかうじ君」。
通りに戻り西に進む。
足利織物の守り神であり織姫山の中腹に建つ足利織姫神社
足利は、織物のまち・染物のまちとして古くから有名で、「徒然草」の中でも取り上げられています。
1705年(宝永2年)に創建され、1879年(明治12年)織姫山に遷座されたが一時消失し、1937年(昭和12年)に平等院鳳凰堂をモデルとした現在の社殿が完成した。
織姫橋から渡良瀬川へ出ると森高千里が「夕日がきれいなまち」と歌って有名になった渡良瀬橋があります。橋の北側のたもとには、「渡良瀬橋の歌碑」が設置されています。
再び渡良瀬川サイクリングロードで桐生方面へ
松田川を渡り
県道254号と交差して
「ゆうあい橋」を渡る。
桐生川を渡って桐生市へ入ります。
正面に赤城山が迫ってきます。
太田頭首工
自転車道沿いにベンチや東屋があります。
中通り大橋の交差点で右折して桐生市街へ。
桐生もかつて「西の西陣、東の桐生」と言われるほど絹織物の町として栄えた歴史を持ちます。
JR両毛線桐生駅の北東、桐生天満宮へ続く本町通り周辺にギザギザの三角屋根、通称「ノコギリ屋根」の工場が点在しています。
「織物参考館・紫」は≪動く、さわれる、生きている≫体験型織物博物館。消えつつある古い染織技術、文化の発展、足跡を物語る貴重な資料1,200点余りを展示し、染色、手織り教室も開校しています。
大正時代に建てられ、国の登録有形文化財として残された、イギリス積みのレンガ造りののこぎり屋根工場の建物をベーカリーカフェとしてリノベーションした「ベーカリーカフェレンガ」
群馬大学工学部の構内には旧国立染織学校講堂が群馬大学工学部同窓記念会館として保存されています。
大正4年設置になる桐生高等染織学校の創立時の本館。
正面玄関の奥に講堂を配置する。TVや映画のロケにも度々使われているそうです。
桐生駅・新桐生駅方面へ本町通りを南下する。
本町通りは古い建物が点在しレトロな味わいがあります。
大正5年から大正10年にかけて建てられた鋸屋根工場。
昭和時代にかけての11棟の蔵群が、舞台や展示、演劇、コンサートなど様々な用途に使用されています。
JR両毛線桐生駅または東武桐生線新桐生駅へ。
サイクル・スポーツ用品