栂池自然園

大糸線・中土駅から塩の道を通って栂池高原へ行き、栂池自然園までヒルクライムするサイクリングコース

 コース概要
大糸線・中土駅から塩の道を通って栂池高原へ行き、栂池自然園までヒルクライム。
距離:46.5km
獲得標高:1,489 m

中土~栂池自然園

糸魚川から大糸線に乗って南小谷の一つ手前の中土駅まで行きスタート
1両編成のディーゼル単行列車がカワイイ。時刻表もこのとおりスカスカなので乗る便は糸魚川ー中土(08:54-09:49)の1択。
姫川沿いを進みます。
集落の街灯に「塩の道」の看板。「塩の道」は、新潟県糸魚川から長野県大町を経て松本盆地の松本・塩尻に至る塩や海産物を内陸に運ぶのに使われた道筋。
国道148号に出ます。
国道沿いの小谷村郷土館
この茅葺の建物は明治時代中期に移築されて以来、長いあいだ全国的にめずらしい茅葺の村役場として使われてきたそうです。
姫川を渡った左側に南小谷駅があります。
ここからスタートでも良い。
すぐにまた姫川を渡ります。
乗鞍高原方面に右折すると
勾配が8%ぐらいに上がります。
姫川から離れ上っていきます。
古くからの「塩の道」と車道が重なったり交わったりしながら進みます。
寄棟の茅葺き屋根や
元は茅葺き屋根だったんだろうなと思わせる寄棟の建物などが沿道に現れます。
「千国街道」(塩の道)の要所に建てられた番所跡を復元した「千国の庄史料館」
旧道に並ぶ寄棟の古民家
塩の道」はトレッキングコースになっているようです。
スノーシェルターを抜けた少し先に
江戸時代の牛方宿(物資を運んだ牛方と牛が一緒に寝泊まりした宿)の建物が保存されています。
塩の貯蔵のため、金釘を一本も使用しないで建てられた塩倉などが併設されています。
街道沿いには恵比寿さんやお地蔵さん、庚申塔などが立ち並ぶ。
栂池のホテル・飲食店エリアの突き当りを右折。
栂池自然園方向へ進みます。「OTARI HILL CRIMB 栂池自然園コース」の看板が目印!
スタート地点(白馬大池駅付近)からの距離、ゴールまでの距離、獲得標高、この先1kmの平均勾配が表示されていてヒジョーに参考になる!
ゲレンデを横切り
一般自動車は通れないゲートを抜けます。
というわけでクルマが走ってないので快適!!(工事車両は数台遭遇しました)
ゲートからゴールまで約12km、勾配はおおむね7~8%くらい。
時々ゲレンデを横切りながら上っていきます。
標高が上がるに連れ紅葉も進みます。
麓からはゴンドラとロープウェイを乗り継いで自然園までいけます。
高度が上がるに従い近づいてくる白馬の山並み
ロープウェイ駅近くを通過

ロープウェイ降り場の手前に「FINISH」看板
ゴール地点から先は自転車乗り入れ厳禁。自然園へは徒歩10分。
自然園手前の栂池ヒュッテ栂池山荘で食事や休憩ができます。
ビジターセンターで入園料を払い、いざ栂池自然園へ!

栂池自然園~白馬

栂池自然園は入り口から近い順に「みずばしょう湿原」→「わたすげ湿原」→「浮島湿原」→「展望湿原」と園地が広がっていて一番奥の「展望湿原」まで往復すると3時間半位かかります。栂池自然園の歩き方
ビジターセンターから自然園に入場してすぐの場所に建つ「旧栂池ヒュッテ記念館」。登山用具などが展示され、登山の歴史を知ることが出来ます。入館無料。
「みずばしょう湿原」の木道に立てばすぐに白馬の山が目に飛び込んできます。
木道の一部は「バリアフリー木道」となっていて段差や起伏が無く、小さな子供やお年寄りでも安心して散策できる仕様になっています。
6~7月にはミズバショウの大群生が広がるとのこと。
その隣のワタスゲ湿原は7,8月にワタスゲやニッコウキスゲが咲くそうです。
木道の先に見える白馬岳。絵になる!
その先の浮島湿原に行くには小川へ降りてから登り返しが有るので時間がない人はワタスゲ湿原で引き返すのが良いかもしれません。
木道以外の山道を歩く部分もあるのでトレッキング装備が必要です。
上って振り返ると「旧栂池ヒュッテ記念館」の赤い屋根が見えました。
「浮島湿原」は湿原の中の池塘に浮島が浮かびます。
小さな起伏を越えると
白馬岳が眼前に迫る「展望湿原」に到達!
ヒルクライム後にココまで来るのはちょっと大変だけど、価値あります!!

園の入口まで戻って「さるなしソフト」をペロリ
下っていきます。
栂池のホテル・飲食店エリアを通り抜け
岩岳方面に右折
栂池パノラマ橋を渡る。
小谷村から白馬村に入り
千国北城線から岩岳スノーフィールド方面に進む。
道沿いに「塩の道」の庚申塚
岩岳スノーフィールド前を通過して
トンネルを抜けて突き当りを右折。
白馬大橋を渡り
白馬駅へ

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