呑川~湾岸~目黒川

駒沢公園から呑川を下り大森ふるさと の浜辺公園~京浜島~城南島~大田市場~大井ふ頭中央海浜公園と巡りレインボーブリッジでお台場へ。豊洲ぐるり公園~辰巳の森緑道公園からイグアナクレーンに立ち寄り佃島を経由して品川から目黒川で駒沢公園へ戻るサイクリングコース

 コース概要
駒沢公園から呑川を下り大森ふるさとの浜辺公園~大田市場~京浜島~城南島~大井ふ頭中央海浜公園と巡りレインボーブリッジでお台場へ。豊洲ぐるり公園~辰巳の森緑道公園からイグアナクレーンに立ち寄り佃島を経由して品川から目黒川~駒沢通りで駒沢公園へ戻る。
距離:73.8km
獲得標高:808 m

駒沢公園~呑川~京浜島~大田市場

駒沢公園からスタート
公園内には全長約2.1kmのサイクリングコースがあります。
ジョギングコース、園内一般通路と並行したコースで、木々の間からこぼれ落ちる木漏れ日の中、四季折々の景色が楽しめる魅力のコースです。
公園南口から出て
呑川駒沢支流緑道を進み
呑川本流の緑道に合流して都立大駅脇を通り
東京工業大学 大岡山キャンパスを経由して
緑が丘駅の踏切を渡る。
東急目黒線の南から呑川が暗渠から開渠になるので川沿いを進みます。
中原街道を渡り
東急池上線・新幹線・JR高架をくぐる。
国道1号を越えた先の左側に
池上本門寺があります。
日蓮入滅の地に建てられたお寺で日蓮宗の七大本山のひとつ。本殿裏の松涛園(小堀遠州の作庭:非公開)は西郷隆盛と勝海舟が江戸城明け渡しの会見をした場所。
五重塔は江戸時代初期(1607年)の建立で国の重要文化財です。
五重塔前から隣接する公営の池上会館屋上に歩いていけます。
 池上会館屋上には、屋上庭園と展望台があり、周囲を一望できます。

富士山も見渡せます。
総門近くの「古民家カフェ 蓮月」。昭和初期に建てられた建物で以前はそば屋「蓮月庵」として営業していたそうです。
500mほど呑川沿いを進み
池上通りを左折
東急バス 池上営業所の角を右折してJR東海道本線へ
自転車を降りて私設の地下道を通ります。
行政からの注意書きが色々掲示されているので通れなくなる日が来るかもしれません。
呑川の支流(?)水路沿いを海側へ進む。
水路の河口に出て橋を渡ると
大森ふるさとの浜辺公園の白いビーチが目の前に広がります
実に人工的な風景、でもそれが東京らしさかも。
公園を通り抜け
見晴らし橋を渡って昭和島へ
名前ほど見晴らしが良いわけでもない。
湾岸線と首都高羽田線
モノレールと首都高分岐線をくぐり
京和橋で京浜島に渡る。
湾岸線・首都高湾岸線と交差して直進。
京浜島つばさ公園へ
水路を挟んですぐ先が羽田空港
飛行機を間近に見ることが出来ます。

離発着の様子を見るなら川崎の浮島町公園の方が臨場感が有ります。
戻って湾岸道路で大井ふ頭へ渡る。
京浜大橋から富士山が見えました。
橋を降りて右折すると大田市場。
市場内には一般も食事ができる食堂が数多くあります。(日・祝は休み)
てんぷら「玉おき
多種多様な定食がズラリ
「生うに一箱定食」なんて名物メニューもあります。

城南島~大井ふ頭中央海浜公園~お台場

大田市場から城南大橋を渡って
城南島海浜公園へ
京浜島つばさ公園より広々としていて
ビーチもあります。
アクアラインの川崎人工島
東京タワーとレインボーブリッジ
スカイツリーも見えます。
城南島ふ頭公園まで戻り
大田市場の北側に進む。
北側から大田市場に入っていくJRの線路
大田市場の周りは東京港野鳥公園の敷地に囲まれたようになっています 。
環七を進み
京浜運河沿いに出ます。
大井ふ頭中央海浜公園の京浜運河沿いに遊歩道が整備されています。
オブジェが多数点在
対岸に大井競馬場のスタンドが見えます。
夕やけがきれいに見えるという「夕やけなぎさ」
対岸にモノレールの大井競馬場前駅
勝島橋でいったん道に出て信号を渡り
運河沿いに戻って進む。
斜張橋の人道橋「かもめ橋」をくぐる。かもめ橋はモノレールの撮影スポットとしても人気。
八潮橋に出て
京浜運河を渡ります。
京浜運河の水中からモノレールの橋脚が生えてる様がグッと来るんですよねー。
品川シーサイド駅前を通り
品川海上公園へ
アイル橋を渡り天王洲へ抜ける。
海岸通りを渡った先に「ボンドストリート」と名付けられた、倉庫をリノベーションした天井の高いショップやレストランがある小洒落たゾーンがあります。
東横インの立体駐車場の壁面アートがなかなかカッコいい。
道の奥の「天王洲ふれあい橋」を渡った港南地区に東京海洋大学品川キャンパスがあります。
東京水産大学と東京商船大学が統合してできた、国内唯一の国立の総合海洋系大学。
構内に様々な海の生物や食品を展示する「マリンサイエンスミュージアム」があります。
明治42年(1909年)に建造された帆船「雲鷹丸」。捕鯨実習等に使用された。国登録有形文化財。
例年10月下旬~11月初旬頃に催される「海鷹祭」ではマグロ丼が目玉!マグロの解体実演があることも。その他海産物の屋台がズラリと並び市場のような光景が繰り広げられます。
五色橋を渡って芝浦ふ頭へ
レンボーブリッジのループ部足元

レインボーブリッジを歩いてお台場まで渡ります。
自転車は後部を台車に固定して押し歩き。
エレベーターで橋上レベルまで移動
芝浦側出入口から台場側出入口まで1.7キロメートル(徒歩で20~30分くらい)
一般道の横の歩道を進みます。
台車はお台場側の出口で回収されます。

お台場~豊洲~目黒川

オリンピック期間に展示されていた2020東京オリンピックモニュメント(現在はありません)
島しょ部を除く都内の砂浜はお台場、城南島、大森ふるさとの浜辺公園と葛西臨海公園の4箇所。
人工ビーチとはいえリゾート感があります。
お台場ビーチ近くの「THE OPEN BAKERY SANDWICH & COFFEE」。土地柄を考えれば割とリーズナブルでオススメです。
自由の女神や
ガンダムも建っています。
「のぞみ橋」を渡って有明へ
有明コロシアムの手前を左折。
突き当りの場所に
東京オリンピックBMXコースが設営されました。(撤去済)
1ブロック東側は有明体操競技場
有明通りを左折
木遣り橋を渡る
東雲運河の東京湾旧防波堤
豊洲に降りて
豊洲ぐるりパークで豊洲をぐるりと一周
対岸の晴海にはオリンピックの選手村
豊洲大橋をくぐったあたりで内陸の階段を上ると
手ぶらでバーベキューを楽しめる施設が並んでいました。
その近くには「ランニングスタジアム
「また隈研吾かぁ?」と思って調べたら違う人の設計だった。
真っすぐ進んで突き当りの左側は「ららぽーと豊洲」
ここはIHIの造船ドックの跡地。
クレーンはその名残のモニュメントです。
晴海と豊洲を結ぶ春海橋の手前に古い鉄橋が見えます。
廃線となった東京都港湾局専用線(晴海線)の鉄道橋「晴海橋梁」です。1957年(昭和32年)架橋。日本で初めて連続PC桁とローゼ桁を採用した鉄道橋。
2025年頃に遊歩道として整備される予定です。
晴海通りに出ます。
晴海通りから少し入った場所にある「豊洲4丁目団地」にはかの有名な高級寿司店「すきやばし次郎」の暖簾分け店「すきやばし次郎豊洲店」があります。こちらのサービスランチ(月~土)は一般的な価格。
東雲橋を渡り
東雲水辺公園へ
辰巳桜橋を渡ります。
辰巳水門
辰巳の森緑道公園へ
この公園はタコ滑り台や
ズラリと並んだパンダ遊具
龍っぽいなにかなどユニークな遊具・オブジェに溢れています。
陸橋で三ツ目通りを跨ぎ
辰巳の森 海浜公園方面へ進むと
東京アクアティクスセンターが見えてきます。
漣橋を渡る。
潮見駅の裏の汐見運河沿いへ出ると
対岸の越中島貨物駅のユニークな形のクレーン、通称「イグアナクレーン」を眺めることが出来ます。
暁橋で枝川に渡り
越中島通りを右折
清澄通りを左折
道沿いに東京海洋大学の越中島キャンパスがあります。越中島キャンパスは例年6月初めに「海王祭」が催されます。
明治天皇が現地を訪れたことを示す聖蹟碑
キャンパス内には現存する日本最古の鉄船「明治丸」が保存されています。明治丸は1873年(明治6年)に日本政府が発注し、英国グラスゴーのネピア造船所で灯台巡回船として建造された補助帆付汽船で明治天皇が座乗した船。国の重要文化財です。
操舵輪がギヤを介して舵を動かす機構を見てとることができます。
操舵輪をグルグル回すと人力でここが左右に動くんだなぁ、と感心しました。
キャンパスの一号館は1932年(昭和7年)竣工。国の登録有形文化財。
スクラッチタイルを使用した昭和初期の建築様式を今に伝えています。
1903年(明治36年)竣工の赤道儀室と子午儀室。こちらも登録有形文化財です。
佃島に架かる相生橋の途中には中の島という小さな島が有り公園になっています。
中の島から明治丸が見えます。
相生橋からの豊洲の景色
佃島の船溜まりに架かる佃小橋
「3月のライオン」の舞台としてもおなじみの場所。
佃島・月島は高層ビルに囲まれながらも古い木造住宅が残っているエリアです。
佃煮の発祥の地である佃島には、老舗の佃煮屋さんが3店舗あり、各店舗それぞれの味が楽しめます。「天安」は1837年(天保8年)創業!昔ながらの店構えがイイ!

島内の住吉神社は江戸時代より海運業、各問屋組合をはじめ多くの人々から海上安全、渡航安全の守護神として信仰を集めてきました。
陶器でできた扁額の題字は有栖川宮幟仁親王の筆によるもの。
明治2年に建てられた水盤舎の四周の欄間には、佃島周辺を描いた浮彫が配されています。
東京鰹節類卸商業協同組合から奉納された鰹塚
佃大橋で隅田川を渡ります。
左手に聖路加タワーと勝鬨橋
右手にスカイツリーと中央大橋&永代橋
新大橋通りを左折。
築地といえば築地市場と築地本願寺。古代インド様式をモチーフとした建物がユニークです。本堂は重要文化財。
現在の本堂は東京帝国大学工学部名誉教授・伊東忠太による設計で1934年竣工。当時の宗教施設としては珍しい鉄筋コンクリート造です。

2017年11月に、カフェやブックストアなどを併設した「インフォメーションセンター」を敷地内に新設。寺カフェTsumugiの「18品の朝ごはん」が人気です。
汐留方面に進み海岸通りを左折。
浜離宮庭園の横を通り抜け
竹芝桟橋へ
伊豆諸島への玄関口・竹芝桟橋ターミナルでは
伊豆諸島のアンテナショップ「東京愛らんど」でくさやや島のり、ミルク煎餅などの伊豆諸島名物を買うことが出来ます。
竹芝から
日の出ふ頭に渡って
東芝浦橋で芝浦運河を渡る。
芝浦運河沿いを進み
旧海岸通りに出ます。
高浜橋を渡ると
道の両側に芝浦中央公園があります。
東京都下水道局芝浦水再生センター内の槽の上部を鉄筋コンクリートで蓋をして造られた人工地盤の公園。
人工地盤の上の公園としてはかなり広い。
芝浦水再生センターの設備や配管そのものが露な区域もあります。
旧海岸通りから「楽水橋」交差点を右折。
品川の船溜まりの北側に
古い木造建築が残っていた場所があったんですが、景観を考慮しつつレノベーションして「SHINAGAWA1930」として生まれ変わりました。
屋根をスレートじゃなくて瓦葺きにしてほしかったな~。
品川の高層ビルを背景とした船溜まりは面白い風景です。
船溜まりの隣の品川浦公園にはクジラのオブジェ。
隣の利田神社に江戸時代に品川沖で捕獲されたクジラの骨を埋めた「鯨塚」があるんです。
寛政10年(1798)5月1日、品川沖に現れたそのクジラは体長九間一尺(約16.5メートル)、高さ六尺八寸(約2メートル)もあり、江戸中の評判となって11代将軍徳川家斉が浜御殿(現在の浜離宮恩賜庭園)で上覧されたほどの大騒ぎとなったそうです。
八ツ山通りから旧東海道に出て
目黒川の品川橋へ

目黒川

品川橋の一つ上流に架かる赤い欄干の鎮守橋
品川の鎮守・荏原神社の入口の橋です。荏原神社は東海七福神の中の1社として恵比須を祀っています。
目黒川は桜の名所。この辺も春は桜の花で彩られます。
京急と第一京浜を越えて上流へ進む。
東海寺を過ぎて
JR・新幹線高架をくぐる。

居木橋を渡り目黒川右岸を進む。
ここら辺は道の両側が桜並木で見事な桜のトンネルになります。
青い人道橋「鈴懸歩道橋」
一つ上流の赤い欄干・御成橋
御成橋からの鈴懸橋
もう一つ上流の山本橋
山本橋の上流左岸に「五反田 ふれあい 水辺広場」と
「さくらてらす五反田」があります
山手線と
東急池上線をくぐる。

目黒新橋で左折して
山手通りに出ます。桜の季節は中目黒付近の目黒川沿いは地獄のように混み合うので自転車では決して近づいてはいけません。
駒沢通りで駒沢公園に戻る。

サイクル・スポーツ用品