湘南台~鎌倉~葉山~横須賀

港南台から鎌倉~葉山~逗子~横須賀と紫陽花の名所や菖蒲園、切通し(古道)、洋館、戦跡などを巡るサイクリングコース。押し歩き、担ぎあり。

コース概要
港南台から鎌倉~葉山~逗子~横須賀と紫陽花の名所や菖蒲園、切通し(古道)、洋館、戦跡などを巡る。押し歩き、担ぎあり。
距離:88.1km

港南台~大船~鎌倉

港南台駅からスタート。写真は駅前の湘南台文化センター。
湘南台公園を抜けて境川自転車道路に出る。
境川遊水地公園・鷺舞橋の横を通り
飯田牧場」へ寄り道
ジェラートも良いですが牛乳も美味しい!
名物猫と会えるかも?
1.5kmほど進んで左折。
県道402号を大船方面に進みます。
柏尾川、JRの線路を跨ぎ突き当りを左折。
北鎌倉方面へ右折します。
道際に廃線になった引き込み線の線路が見える。
「小袋谷」交差点を左折してちょっと寄り道。
「大船高校入口」信号を右折して400mほど先を左に入ると激渋な古道「長窪の切通し」があります。
鎌倉の古道・切通は「鎌倉七口」が有名ですが、こちらはマイナーながらかなり立派な切通です。
高さ4~5mくらいでしょうか。
一般道に戻って県立大船高等学校の奥まで進みます。
多聞院方向へ下に降りる階段があるのでその先を進むと
「高野の切通し」へ続きます。
こちらの両壁は2~3mくらい。
「高野の切通し」の下には多聞院に抜ける手掘りトンネルが通っています。
大船高校近くには六国見山(ろっこくけんざん)ハイキングコースの入り口があり
展望台が整備されています。
「六国見山はかつて山頂から六つの国、相模、武蔵、伊豆、上総、下総、安房が望め、西には富士山、北には筑波山が眺望できたと伝えられるところです。」
海の向こうに大島
材木座海岸と逗子マリーナ
横浜方面の向こう側に薄っすらとスカイツリーも見えた!
道を戻って北鎌倉駅前を通過。
線路を越えて直ぐに左へ入り「明月院」へ
「明月院」は鎌倉のあじさい寺として有名。境内に数千本の紫陽花が植えられています。
まあ有名すぎて紫陽花のハイシーズンはメチャクチャ混むんですが。
人が多すぎて人を避けて写真撮ったらこんなんばっかになってしまいました。
石庭もあります。
本堂奥の裏手に広がる庭園は通常非公開ですがハナショウブ開花期と紅葉期のみ公開されます。(有料)
元の道に戻って建長寺方面に少し進み最初の信号を右折。
上り坂の道が細くなり車止めの先は自動車進入禁止になります。
その先が「鎌倉七口」の一つ「亀ケ谷坂切通」。「鎌倉七口」は三方を山に囲まれた鎌倉への陸路からの代表的な7つの入口。山を越えるため坂や切り通しになっている。
ここは両壁が切り立っていないのであまり古道の雰囲気は味わえません。
切通を越えると下り坂になり岩船地蔵堂を右折して線路をくぐります。
映画「シン・ゴジラ」にも登場した場所
道沿いの寿福寺の
参道を進んで
本堂から左へ進むとここにも手掘りのトンネルがあります。
トンネルの脇からは源氏山へ登っていく道が延びています。
なかなかワイルド。
今小路を佐助方面に右折した扇ヶ谷の地に鎌倉三大洋館の一つに数えられる「古我邸」が建っています。
三菱財閥の専務理事の別荘として1916年(大正5年)に建てられた洋館ですが、現在はレストラン・ウェディング会場として使用されています。
濱口雄幸や近衛文麿といった歴代の総理大臣経験者が別荘として利用していたそうです。
貸し切りでなければカフェ営業もしているので気軽に立ち寄れます。
佐助側に抜けた先に
くずきり みのわ
注文を受けてから葛粉を溶き、一人分ずつ作られる「くずきり」は絶品!
お庭を眺めながら一休み。落ち着いた時間を過ごせます。
坂を登っていくと
左手に銭洗い弁天の入り口
上りきった場所が源氏山公園。
逆側に下っていく古道が鎌倉七口の「化粧坂」
結構急な坂で古道の趣があります。
また源氏山公園から南西に大仏ハイキングコースが延びていて
ハイキングコースから佐助稲荷神社に下ることもできます。(佐助稲荷神社へは一般道から上っていくこともできます。)
お稲荷さんがズラッと並んでいてなにやら神秘的。
秋にはイチョウで黄色に染まります。
大仏ハイキングコースの先は鎌倉七口の「大仏切通」に繋がっています。
本格的な切通
火の見下やぐら
元の道に戻り南下して「鎌倉文学館」へ
こちらの建物は鎌倉三大洋館の一つ「旧前田侯爵別邸」。加賀百万石の藩主で知られる前田利家の系譜、旧前田侯爵家の別邸です。
現在の建物は1936年(昭和11年)竣工。国指定登録有形文化財。
庭園の南側に600㎡近いバラ園があり、春のバラは、5月中旬から6月下旬、秋のバラは、10月中旬から11月下旬が見頃です。
少し高い位置に建つ屋敷から海を見渡せます。
近所の小規模な洋館「旧長谷子ども会館(旧諸戸邸)」
1908年(明治41年)築。明治期の住宅建築の貴重な遺構です。
その西側に建つ甘縄神明宮
現在は住宅が立ち並んでいますが昔は海の見晴らしが良かったことでしょう。
鎌倉の中でも上位の人気観光地「長谷寺」へ
長谷寺は四季折々季節の花が咲いているのでいつ行っても外すことはありませんが紫陽花も名物の一つ。
散策路が整備されていて紫陽花を見ながら境内を一周できます。
梅や桜
紅葉の時期に訪れても良い。木造仏としては日本最大級の御本尊・十一面観音立像も一度は拝んでおきましょう。
境内に入ってすぐの場所にも展望台がありますが
眺望散策路の奥まで行ったほうが見晴らしが良いです。
長谷寺から海側へ下った星の井通りにある「力餅家
江戸時代から続く看板商品「権五郎力餅」。消費期限が当日の生餅タイプ(10個入り)と、消費期限3日の日持ちする求肥タイプ(単品あり)の2種類があります。
「力餅屋」から90mほど西に進むと通りの名前にもなっている「星の井」という古い井戸があります。別名「星月ノ井」又は「星月夜ノ井」と呼ばれ、鎌倉十井の一つ。かつて、この井戸をのぞきこむと、昼間も星の影が見えたことからこの名がついたといわれています。「星の井」の隣には行基が井戸から出てきた光り輝く石を虚空蔵菩薩の化身と思い、お堂を建て虚空蔵菩薩を祀ったと伝わる虚空蔵堂が建っています。
由比ガ浜から極楽寺へ抜ける道は鎌倉七口の一つ「極楽寺切通」。極楽寺切通に面した成就院の参道は紫陽花の名所でしたが参道修復の際に大部分を宮城県 南三陸町へ寄贈。現在は萩を植樹しています。とは言え以前より減りましたが十分綺麗です。
赤ポストが景色のアクセントになっている江ノ電の極楽寺駅
線路を跨ぐ赤い欄干の橋から
「極楽寺トンネル」を通過する江ノ電を見ることができます
煉瓦造りの坑門は「極楽洞」と名付けられています。1907年(明治40年)竣工。土木学会選奨土木遺産に選定。
極楽寺の山門前も紫陽花が植えられています。
極楽寺を通り越し海岸線へ出ると稲村ヶ崎。ここもけっこう紫陽花が植えられています。

鎌倉~葉山~横須賀しょうぶ園

鎌倉海浜公園の「家族とビーチ」サイクリングマイルストーン
由比ヶ浜~材木座海岸から逗子方面へ
小坪海岸トンネルを抜ける。
小坪飯島公園の「海」サイクリングマイルストーン
小坪漁港の大衆的な海鮮料理店「ゆうき食堂」
その時々に捕れる新鮮なお魚をいただけます。
国道134号の高架をくぐり、信号を右折して
披露山公園へプチヒルクライム
披露山公園は披露山の頂上にあり、逗子市全景、江の島、相模湾の海岸線、富士山などを一望できる景勝地。
江ノ島越しに富士山を眺めることができます。
夕暮れ時も非常に良い!
園内では、ニホンザルや水鳥などの小動物が飼育されています。披露山には戦争時に高角砲台が設置され、現在の猿舎、円形花壇は砲座跡を利用したもの。展望台は観測所、レストハウスは指揮所があった場所です
披露山公園の駐車場から徒歩約10分の位置にある「大崎公園」はさらに海岸線に突き出た場所にあります。
江ノ島越しに見る富士山は個人的にはここがベストビュー。
披露山を下り、富士見橋を渡った先の桜山に
「蘆花記念公園」があります。徳富蘆花は逗子に4年ほど住み「不如帰」を執筆。記念公園のあたりを散策していたそうです。
高台にある郷土資料館からは逗子海岸を見渡せます。
国道134号に出て
葉山教会へ寄り道
200mと短距離ですが最大勾配29%の激坂です!
いやぁ~キツイっす。
葉山教会の坂から700mほどの場所にある「葉山あじさい公園」
三ヶ岡山ハイキングコースの入口の一つに位置するあじさい公園。
約3,000株の色とりどりのアジサイが咲く。
こちらも高台の斜面を利用した公園なので眺望抜群!
国道134号から県道27号(横須賀葉山線)に入り、かき氷の「霧原」へ
季節限定、日光の天然氷を使ったかき氷屋さん、美味い!
「湘南国際村入口」交差点を右折して湘南国際村へ向かう。
「湘南国際村」は横須賀市と葉山町にまたがるバブル期の開発地区。大学や企業の研修所等が立地し、住宅街が広がっている。バブル崩壊後微妙な存在になっているが 三浦半島中央部を縦断する三浦丘陵に位置しており、自転車乗りにしてみればどこからアプローチしても手頃なヒルイクライムコースになっている。(千葉にも「かずさアカデミアパーク」という微妙な場所がある)
斜面に約10万本のつつじが植栽され見頃の時期には丘全体がカラフルな景色へと変わります。見頃は例年4月下旬~5月上旬。
配水池のある辺りがピーク
来た道を戻り、葉山国際カンツリークラブの看板を左折。
ゴルフ場の点前を左に入ると
三浦半島に残る貴重な棚田「上山口の棚田」の上に出ます。
棚田の脇を通り県道27号(横須賀葉山線)を右折。
「横須賀しょうぶ園」へ
毎年5月から6月にかけて、約7,000m²の広大な菖蒲田に約14万株のハナショウブが咲く横須賀市の市立公園です。
4~5月に咲く藤の花も見応えがあります。
県道27号(横須賀葉山線)を戻り、「湘南国際村入口」交差点を右折して「新沢トンネル」を抜ける。
「南郷」交差点を右折して坂を上った高台の住宅外の中にあるお茶屋さん「日の出園
抹茶やほうじ茶のかき氷が絶品です!(「南郷」交差点にあるHAYAMA STATIONにもカフェが入ってます)
住宅街を抜け下っていって
逗子駅と東逗子駅を結ぶ道を右折。この道は通称「水道みち」と呼ばれる旧海軍が愛川町の半原から横須賀まで水道を敷設するために造った道。所々に道標が建っています。
波のマーク入り海軍の道標
横須賀方面へ進みます。
横浜横須賀道路の高架をくぐり
横須賀市に入る。
国道16号を渡り
東芝ライテック(旧海軍工廠造兵部)の脇に入ると
自衛艦隊司令部の前に出ます。
そのまま日産追浜工場手前へ進む。
こんもりとした山に見える松島は元来東京湾に浮かぶ島だったが、大正時代に周辺が埋立てられ、三浦半島から突出した半島の一部となっている。国史跡に指定された夏島貝塚があります。
伊藤博文らが夏島の別荘で明治憲法の起草をしたことから「明治憲法起草地記念碑」が建立されている。(別荘跡地は日産の敷地となったため現在碑が建っているのは元の場所から200m離れた場所)
周辺は昭和20年の終戦まで横須賀海軍航空隊とその飛行場があった場所。貝山緑地には「海軍航空発祥之地」碑や「予科練誕生之地」碑などが立ち並ぶ。
貝山緑地の展望台
展望台のそばには砲台跡が残っています。
また貝山緑地の近く、海側に「第三海堡」の一部が保存されていて
毎月第一日曜日(1月のみ第二日曜日) 10:00~16:00に公開されています。予約無しで見学できます。(「第三海堡」の遺構は横須賀うみかぜ公園にも一部保存されています。)
一部の遺構の屋上に出ることができるので
他の遺構を俯瞰で眺めることもできます。

鷹取山~朝比奈の切通~パノラマ台

追浜駅前を通り鷹取山公園へ
鷹取山はロッククライミングの練習場所として有名。(ただし鷹取山安全登山協議会指導員の指導に従い、決められた事項を遵守して行う必要があります)
「湘南妙義」とも呼ばれる垂直に切り立った岩石が特徴。
昔は石切場だったこともあり千葉の鋸山にも雰囲気が似ています。
岩山に彫られた巨大な弥勒菩薩尊像は横須賀市在住の彫刻家、藤島茂氏が昭和35年から約1年かけて製作したもので、像高約8m、像幅約4.5mもあります。
展望台からは岩山の向こうに潜水艦が見えました。
六浦駅前を通り横浜市環状4号線に出て
鎌倉七口のひとつ「朝夷奈切通」に入ります。(朝夷奈切通は押し歩きになるのでイヤな方は金沢街道を通ってください。)
長さ、壁の高さとも規模は鎌倉七口最大。保存状態も良い。



壁の高さは10mにも及びます。
壁面に仏像が彫られている箇所もあります。
鎌倉川の起点にある十二所神社
金沢街道沿いにある「一条恵観山荘」
京都にあった「一条恵観山荘」が昭和34年、現在地に移築。昭和39年に国の重要文化財に指定。
川に面した静謐な庭園。
喫茶コーナーもあります。
「報国寺入口」交差点を左折
報国寺は竹林のお寺として有名。
確かにここの竹林は鎌倉イチだと思います。
報国寺から300mほど進んだ左側に建つ洋館は鎌倉三大洋館のひとつ「旧華頂宮邸」
1929年(昭和4年)に旧宮家の華頂博信侯爵邸として建てられたもの。国指定登録有形文化財
庭園が一般公開されているほかに、春と秋に施設公開(建物内部公開)が催されます。
「旧華頂宮邸」の先をさらに進んでいくと車道は行き止まりになります。自転車を担いで遊歩道を少し歩けば逗子ハイランドに抜けられます。
巡礼古道と衣張山ハイキングコースの合流点の公園はベンチが設置され「関東の富士見百景」に選ばれています。
「鎌倉市 子ども自然ふれあいの森」の中を歩いて
浄妙寺緑地パノラマ台へ。二人座れば満員の小さな展望台。
緑地の遊歩道を歩いていけば鎌倉七口の「名越切通」まで行くことができます。
10m近い高さの場所もあります。
隣接する「まんだら堂やぐら郡」は鎌倉でも有数の規模のやぐら群です。
「鎌倉市 子ども自然ふれあいの森」の舗装路を上った先にも「水道山展望台」があり、ここなら自転車でクライム可能。
逗子ハイランドを下って
逗子駅へ