明科~中山高原~白馬

明科から大町を経由して白馬まで。「塩の道」を部分的に辿りながら中山高原や堀切、大出公園など北アルプスの展望地を巡るサイクリング

コース概略
明科から大町を経由して白馬まで。「塩の道」を部分的に辿りながら中山高原や堀切、大出公園など北アルプスの展望地を巡る。
距離:56.7km
獲得標高:877 m

明科~中山高原

明科駅からスタート
駅から左へ進み
犀川橋で犀川を渡る。
河川堤を左へ進みます。
「槍で別れた梓と高瀬 巡り合うのが押野崎」と安曇節に唄われる三川合流地点に建つ石碑。梓川はこの地点では犀川と名を変えている。
暫く進むと一方通行の出口になるので(自転車は直進可能ですが)堤からおります。
田んぼの中の農道を進むと
田植えの時期だと水鏡に空と北アルプスが映ります。
池田町内の「塩の道」を進む。
「塩の道」は塩や海産物を内陸に運ぶのに使われた道の総称で、日本の各地に海と山を結ぶかたちで数多くありました。松本~糸魚川までの「塩の道」は途中の小谷村千国宿から名が由来し、千国街道とも呼ばれています。「敵に塩を送る」の故事の舞台でもあります。
神社や庚申塔、石仏、馬頭観音などが道沿いに点在しています。
八幡神社境内と池田小学校の境にある大きな自然石に、てるてる坊主作詞者、浅原六朗自筆の歌詞がきざまれています。
いったん「塩の道」から外れて再び高瀬川の堤へ出る。
高瀬川大橋にも「てるてる坊主のふる里」の表示
GWに高瀬大橋を訪れると鯉のぼりが北アルプスの山を背景に悠然と空を泳いでいるのを見ることができます。
堤上を進んでいくと
また一方通行の出口になるので(自転車は侵入可能ですが)堤からおります。
北アルプスを眺めながら農道をのんびり走るのも良いもんです。
宮本橋の足元に東屋とベンチ
北アルプスと斜張橋
高瀬川を渡ります。(大町方面へ急ぐ場合は渡らずに県道51号や「塩の道」を進んだほうが早いです)
少し堤上を走って
県道306号へ出ます。「北アルプスパノラマロード」と名乗るだけあって進行方向に山並みを見ながら走れる気持ちの良い道です。
大町へのメインルート国道147号をスルーして
大糸線をくぐり
大町運動公園の前を通って
観音橋を渡る。
ここからの高瀬川と北アルプスの眺めもオススメです。
大町市街地に入る。
大町は宿場町として栄え、そこで塩問屋であった旧平林家は、当時の姿を今に伝える貴重な建物として現在、「塩の道ちょうじや」となり、見学できます。
また本通り周辺は宿場町の面影を残す建物が点在しているので古い町並みが好きな人は散策してみると良いでしょう。

博物館通りを東へ進み大糸線の踏切を渡り上っていきます。
「観光道路」の看板がありますが、いったん通り過ぎて更に上る。
大町山岳博物館があり、その前が展望台になっています。

さらに4kmほど上れば鷹狩山展望台がありますが、ここからでも山なみを広く見渡すことができます。

「観光道路」に戻って北へ進む。看板には「北アルプスを望む桜並木の道」とあるので桜の咲く頃は最高に違いない。
御嶽山国立神社の辺りでいったん下り
農具川河川公園へ
河原に芝桜が植えられています。
再び観光道路へ戻り
少し進むと「塩の道 千国街道」の道標。この道「塩の道」だったんです。
この辺りは里から少し高い位置を「塩の道」が通っていたようです。
「塩の道」は下っていって木崎湖経由で白馬へ続きますが、右に入って中山高原に向かいます。
「長野 美麻」方面へ
5%くらいの上り勾配
里の桜が終わっていた時期でも山桜が咲いている場所もありました。
中山高原へ
春になると菜の花が丘の斜面を黄色に染めます。
雪解けの時期に出現する「幻の池」
訪れる年や時期で菜の花の生育状態は異なります。一面に咲いた場合こんな感じ。

美麻~白馬

中山高原から少し下って
交差点の角にある「手打ちそば美郷」へ
大ザルには山菜天ぷら2つと薄焼きが付いてきました。
近くには水車小屋。
信州新町方面から
美麻小中学校方面へ進み県道497号に入る。
進んでいくと視界いっぱいに北アルプスの山なみが飛び込んでくる場所に出ます。
「堀切」という場所で説明板が建っています。
説明板から160mほど先に車数台分の駐車スペースが有り、そこからの方が視界は開けています。鹿島槍から五龍岳、唐松岳、白馬三山を見渡すことができます。
下っていきます
県道31号に突き当たり左折。
白馬方面へ進む。
道沿いに江戸時代の古民家「旧中村家住宅」が建っています。
4%くらいの勾配の上りになります。
美麻トンネルを抜けると
下りになります。
白馬の山に向かって進んでいく感じになります。
姫川を渡り
白馬五竜・飯田方面へ左折
ここからまた「塩の道」を少し辿ります。
国道148号に出る前に右折して路地に入る。
馬頭観音や石仏などが古道の跡を伺わせる。
飯田北村道祖神
国道148号を渡った場所にある飯田北原庚申塚石仏群
すぐそばの六地蔵
飯森南村道祖神
十王堂。十王とは閻魔大王を含む冥府で亡者を裁く10人の王のこと。
飯森神社石仏群

白馬オリンピック大橋を渡る。
「みそら野」交差点を過ぎて
170m程先を右に入ると「白馬小路」の道標があります。白馬村内を自転車やウォーキングで周遊できるルートが整備されているのでそちらも参考にしてみると良いかもしれません。
国道148号を横断して
「四十九院コブシ」の看板に従い
大糸線の踏切を渡る。
菜の花の中にこぶしの木が見えます。
5月初旬に訪れたときは花は殆ど散ってしまっていましたが
菜の花と北アルプスの風景が美しい場所でした。
姫川沿いを少し北に進み
橋を渡った先に
「双体道祖神」があります。
姫川をさらに下った場所にある「大出公園」は姫川に架かる吊り橋越しに北アルプスを眺めることができる絶景スポットとして人気の場所です。
大出公園から白馬駅までは1.2kmくらい。

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