コース概要
久ノ浜から勿来の関公園までの約53kmの復興サイクリングロード「いわき七海海道」。勿来の関からさらに岡倉天心の六角堂に寄って太平洋岸沿いに日立まで。
距離:95.6km
獲得標高:924m
久ノ浜~いわき伝承未来館(いわき七浜海道)
久之浜駅からスタート
道路に「いわき七浜海道」のコースを示す青い矢羽と看板が設置されています
2つ目の橋の手前に「いわき七浜海道」起点の標識があります
久ノ浜防災緑地内の中を通り
防潮堤に下りる
ルートは復興事業で整備された防潮堤の上と既存の国・県道や市道などを活用し設定されています
海沿いの割には砂の堆積は少なめで走りやすい
コース表示はかなり行き届いているので指示通りに進めば迷うことはありません
久之浜・波立 海水浴場の前で右に曲がり
一旦内陸に入ります
踏切を超え
国道6号の下をくぐり
上っていって国道6号に入り
田之網跨線橋を渡る
新波立トンネルを抜け
下っていくと
「道の駅 よつくら港」があります
ルートマップの看板。久ノ浜駅にも設置したほうが良いと思う
ルートのパンフは道の駅には置いてませんでした。コースは看板のQRコードで誘導されるNAVIタイムで確認できます
道の駅は海に面していて、建物2階の飲食店では海を見ながらの食事が楽しめます
売店でずんだバターサンドとたまごサンドを購入
道の駅の駐車場の奥に進んで防潮堤の上のコースに出ます
四倉海水浴場
海を眺めながら爽快なサイクリング
ブルーラインに従い東舞子橋の手前で一般道へ
東舞子橋を渡る
橋をわたり側道をマイナス方向に入り
また海沿いに戻る
表示に従い一般道へ
夏井川を渡る
沢渡公園・夏井川サイクリング公園の案内表示がありますがわざわざ寄る必要は無いと思います。
トイレ休憩なら新舞子ビーチ駐車場でできます
ここからまた防潮堤上を走る
滑津川の水門の上を通り
沼ノ内港の手前で一般道へ
薄磯海岸に出ます
塩屋岬の手前で一般道に戻り「いわき震災伝承みらい館」へ
海沿いから少し入った高台に「いわき震災伝承みらい館」はあります
スタートした久ノ浜からここまでの震災当時の写真もあり、自分が今日見てきた美しい風景とのギャップに震撼します。立ち寄った道の駅よつくらも当時大きく損壊していたんですね
「いわき震災伝承みらい館」が建っている薄磯地区は334戸中301戸が全壊、住民787人中103人が死亡。以前集落があった場所は防災緑地とし、高台に宅地を整備して全住民が移転。まるっきり変わってしまった街の姿のパネルに衝撃を受けました。
震災で海水を被り砂まみれになった豊間中学校のピアノ。修復されて「奇跡のピアノ」として展示してあります。演奏会なども行われているそうです。ピアノの後ろに見える黒板も豊間中学校のもの
3月11日は午前中卒業式が行われて、その後の震災を想像だにしていなかった黒板の寄せ書きが胸に迫ります
道を挟んだ防災緑地に豊間中学校の石碑があります
「いわき震災伝承みらい館」いわき七浜海道を走る際はぜひ立ち寄ってほしい場所です
塩屋岬~勿来の関公園(いわき七浜海道)
前方に塩屋岬の灯台が見えてきます
岬手前に「永遠のひばり像」駐車場の脇の広場に
美空ひばり「みだれ髪」記念歌碑
美空ひばりさんの代表曲の一つ「みだれ髪」がこの塩屋岬が舞台であるため、灯台のふもとに歌碑が建てられたそうです
岬を過ぎて
豊間海岸に出ます
海を見つめる漁師の像
一般道に戻って
集落の中を進みます
江名港からの
中之作港
水門から防潮堤上へ
適当なところで一般道に戻る
三崎公園・マリンタワーの看板を左折
上っていって
マリンタワーへ
「いわきマリンタワー」は小名浜港東端の岬、海上46mの台地に広がる、総面積70ヘクタールの三崎公園一角に立つ塔屋59.99mの展望塔です
屋上の「スカイデッキ」からは360度の大パノラマが広がります
公園の中を岬の突端へ進む
展望台「潮見台」へ
屋上に上り振り向けばマリンタワー
海岸線の崖が眼下に伸びています
展望台の1階部分は海に突き出ています
突き出た先からは迫力ある風景を楽しめます
三崎公園から下っていくと
小名浜港手前に松下海岸
トンネルをくぐり
小名浜港へ
道沿いの食堂「うろこいち」
新鮮なお魚をリーズナブルな価格でいただけます
水族館「アクアマリンふくしま」。近くに飲食施設も充実した観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」もあります
漁港の先は工業地帯
表示に従い右折
道沿いの製錬所にはコークスが高く積まれていました
すぐに左折
みなと大橋を渡る
右折して
左折
しばらく内陸の道を進み
海際へ下っていく
小浜海岸
常磐共同火力 勿来発電所が見えてくる
左手が防災緑地になるので
緑地内を進むと
海辺に大きな卵のオブジェが見えてきます
岩間海岸の震災の記憶が詰まったタイムカプセル。2031年に開けるそうです
防潮堤上をまたしばらく走ります
鮫川を内陸に遡り
国道6号をくぐって
橋を渡る表示に従い左折
鮫川大橋を渡る
渡りきった先を左折田んぼの中を進み
海岸線に出る
蛭田川を少し遡り
橋を渡って
海岸線へ戻る
勿来海岸
海岸線から歩道に出て
「勿来の関跡 三叉路」信号を通り越し
横断歩道を渡って
「勿来の関跡 三叉路」信号まで引き返す
信号を左折して上っていきます
勿来の関公園の駐車場手前にいわき七浜海道の終点(起点)表示があります
平安時代の邸宅を模した建築様式「寝殿造」の体験学習施設「吹風殿」
いわき市勿来関文学歴史館
勿来関跡。「なこその関」は、平安時代の武将源義家の「吹く風をなこその関と思へども道もせに散る山桜かな」の和歌をはじめ、紀貫之、小野小町、和泉式部、西行法師など、おなじみの歌人も和歌に詠んだ有名な歌枕。平安時代にどこを指して「なこその関」と歌を詠んでいたのか不明だが江戸時代初期に現在の福島県いわき市勿来町関田字関山に「なこその関」を見立てるようになり今に至る。一般に「なこその関」は、白河関、念種関とともに「奥州三関」に数えられている。
源義家像
源義家像の先を右折して国道6号に戻ります。いわき七浜海道の終点に設定されているので寄りましたが正直に言えば勿来関はスルーしても良いと思います。(桜の名所なので春は良いかも)
六角堂~日立
国道6号に戻ると
勿来海岸の二 つ島と鳥居が正面に見えます国道6号を南へ2kmほど進み
「六角堂」方面へ左折
五浦美術館入口の先を左手に入り進むと
岡倉天心の旧居の長屋門、六角堂の入り口が現れます
庭を進み海岸線に出ると
波打ち際の岩の上に六角堂が鎮座しています
六角堂は1905年(明治38年)に創建しましたが、東日本大震災で基部以外流出してしまいました
しかし2012年に再建され元の姿を取り戻しました
旧岡倉天心邸
横山大観の揮毫による「亜細亜は一な里」
大津港を通り
国道6号に戻り日立方面へ
磯原海岸の二ツ島と
通りゃんせの像
磯原駅の近くを通り過ぎ
大北川を渡る
高萩を通過。後でGoooglemapを見て気がついたが高浜町の海岸にバンクシーの壁画があるようなので寄ってみればよかった。
川尻海岸方面へ入って
海岸線近くの浜街道を進む
国道6号に合流し
海沿いを進み日立駅へ
サイクル・スポーツ用品