下仁田~田口峠~佐久平

下仁田から田口峠を越えてGWに開催されるバルーンレースを観戦しに佐久へ。佐久で鯉料理を食べ新海三社神社、龍岡城(五稜郭)、望月宿など中山道の宿場町を巡るサイクリングコース

コース概要
下仁田から田口峠を越えてGWに開催されるバルーンレースを観戦しに佐久へ。佐久で鯉料理を食べ新海三社神社、龍岡城(五稜郭)、望月宿など中山道の宿場町を巡る
距離:81.9km
獲得標高:1,818m

下仁田~田口峠~龍岡城

下仁田駅からスタート
駅周辺から仲町、上町の辺りはレトロな建物が多く残ってるので時間があれば散策していくのも良い
県道45号で鏑川を渡って上野・南牧方面へ進み
意識しない程度の緩い上り勾配で南牧川沿いを遡っていきます。
上野・南牧方面へ右折。
下仁田町から南牧村に入ると右手に「道の駅 オアシスなんもく」があります。
道の駅の先の磐戸集落
県道45号は左に曲がりますが、直進して県道93号を南牧川沿いに上っていきます
前方にギザギザの山頂の山が見えます
村役場などがあるのでここらへんが南牧村の中心地と思われる
沿道の人家が減り
少し進むと
「蝉の渓谷」の看板
吊り橋がかかっています
橋の上から清流の両岸に岩がせり出した渓谷の姿と
上流の橋が見える。
その橋を渡る

秋、11月上旬頃紅葉が見ごろとなるそうです。
渓谷のすぐ先の砥沢集落
山深いが結構人家が多い
ただ空き家も多そう
集落の端に南牧村民俗資料館が建っています
1kmほど進むと
羽沢の集落
上州と信州を往来する歴史あるルートであることがうかがえます
馬坂川と熊倉川との合流地点を過ぎると道が細くなり平均勾配も5~6%くらいに上がっていきます
馬坂川に沿って県道93号は上っていきます
ここらへんの対岸は佐久市田口
道が通る群馬県側は馬坂
しばらく人家が途絶えます
ほとんど交通量はなく静かにマイペースに走ることができます
橋がナンバリングされています
峠ではない場所、峠のかなり手前に群馬と長野の県境があります
平均すればキツイ上りではありませんが局所的に道が狭く勾配も二桁の箇所があります
「狭岩峡」の看板
馬坂川の谷幅が最も狭まった渓谷です
カーブにナンバリング表示。橋のナンバリングはいつしか追えなくなりました
短い狭岩隧道を抜ける
「広河原の洞穴郡」の看板。
道の右側に広河原の集落。集落内の寺の裏山に洞穴が点在するようです。集落はかなり無人化が進んでいるように見えました
ここが峠までの最後の集落
ここからは純粋に峠道!と言っても勾配5%程度
「第25号カーブ」峠までカーブのこれでまだ1/4くらいです
つづら折りのヘアピンカーブの連続!
まあ勾配はそれほどでもなく貧脚に優しい上りやすい坂です
短いトンネル。まだピークじゃない
さらにも一つ短いトンネル
駐車スペースがあるカーブを過ぎると
視界が開けた場所があり
「第93号カーブ」の先に
田口峠の道標とトンネル
田口峠に到着です
トンネルには「第一隧道」の表記。途中の短いトンネルが第二、第三だったのかな?
トンネルを抜けると佐久側へ下っていきます
佐久側は下仁田側のようなつづら折りはありません
雨川ダムが見えてきます
特に期待せずに寄ったけどダム湖の湖面がエメラルドグリーンでけっこう綺麗です

ここのカーブのナンバリングは155号。全体として170以上あるらしい
下っていくと人家が現れてきて
「←下仁田 国道141号→」の看板のあるT字路を右折
新海三社神社へ
参道には杉と欅の巨木が並ぶ
新海といえば新海誠監督を連想せずに入られませんが、監督は隣の小海の出身。新海三社神社は「君の名は。」の舞台のモデルになったとのウワサもあるようです。
新海三社神社というぐらいなので本社が3つあり、拝殿の奥に西本社と中本社が連なって建っています
その右手に離れて東本社
東本社の奥には室町時代の三重塔があります
新海三社神社から1kmほど西南に進むと
函館五稜郭とともに日本に二つしかない星型稜堡をもつ洋式城郭「龍岡城五稜郭」があります
江戸時代末期に田野口藩主 松平乗謨が元治元年(1864)に田野口藩新陣屋として着工し、慶應3年(1867)に竣工しました。
フランスのボーヴァン将軍が考案したといわれる稜堡式築城法によるもので、突角部に砲座を設け各稜堡から十字砲火をもって攻防することを目的としています。
濠に沿って桜が植えられていて花見の名所。例年4月中旬に見頃になります。
近くの林道の先に展望台が有り、そこまで登れば星型の城の形がよくわかります。時間があれば行ってみましょう

佐久~望月宿

佐久市街へ
龍岡城の近くに枡形の遺構が残っている
小海線の踏切を越え
県道2号(川上佐久線)を北へ進み
中込駅前へ

三河屋食堂」は佐久名物の鯉料理を手軽に食べられるお店
鯉と言えば泥臭いイメージがありますがきれいな水で養殖された鯉は全く泥臭くありません
鯉こく
鯉のあらい 美味しいです
野沢橋で千曲川を渡り
400mほど進むと
「ぴんころ地蔵」という観光スポットがあります
まあ、長寿・健康(死ぬときはコロリと逝きたい)を願う場所なんで高齢者向けの場所だとは思いますが参道にお店が並んでいたりするんでブラブラしてみても良いかも
ぴんころ地蔵のある野沢地方はかって佐久地方でも1、2を誇る大きな町だったそうで、商店街にその名残を感じます
「野沢十二町」信号を左折
500m程先を右折して
国道141号を横切り
田んぼの中を突っ切って
一段高くなった道に出て左折
明治26年(1893年)に建てられた「旧大沢小学校」に寄っていきます
完成当時は白いペンキが塗られていたそうで、塗り直せばだいぶハイカラになりそう
玄関や内部の扉の上にも見られる半円形の窓や下見板張りの外壁など洋風建築の要素を取り入れています
玄関に太鼓がつる下げられてるのはこの時代の学校建築でよく見る風景
なかなか雰囲気のある建物でドラマのロケなどにもしばしば使われているそうです
GW中は内部も見学できました

道を北東方向へ進みます
千曲川の平地の端、蓼科山から続く丘陵地の縁をぐるっと周るような道
洞源湖を通り過ぎた先を左に入ると蓼科スカイラインに続きます
平地の向こうは浅間山
道沿いに石塔や道祖神が多く見られたので古くからの道なんだと思います
道から少し右に入った場所に「道の駅 ヘルシーテラス佐久南」があり、そこの郷土料理レストラン 咲恋テラスでも鯉料理メニューが提供されています。

中部横断自動車道をくぐる
丘陵地の縁感を感じていただけますでしょうか
国道142号を少し左へ進むと
風の丘しいある」というローズガーデン&レストランカフェがあります
庭園入場は有料です
GWはまだバラは咲いていませんでした
城のような建物は展望台
展望台(エレベーター無し)からは佐久の平野と浅間山を見渡せます
国道142号の先程出てきた信号を左折
集落の中を右折して
千曲川へ下っていきます
「下県」信号を左折
佐久橋を渡り
佐久バルーンフェスティバル」の会場「千曲川スポーツ交流広場」へ
毎年佐久では5月3~5で熱気球の競技会が行われています
佐久は「北斗の拳」原作作画担当の原哲夫さんの出身地
ただしバルーン競技は晴れていても風が強いと中止になります。この日も朝の競技は実施しましたが午後の競技は中止になってしまいました。見学に行く際は中止になった場合の計画も立てていきましょう。(朝の競技の方が実施される確率が高いそうです)
中止になったので中山道の望月宿を訪ねてみることにしました
望月へ
県道103号に出て
千曲川を渡る
国道142号を右に出て
すぐ左折
布施川を渡り
県道150号を右折
すぐ左折
国道142号に出て新望月トンネルを抜ける
鹿曲川と
八丁地川を渡る
橋を渡って最初の信号の無い交差点を右に入った場所にある古民家カフェ「YUSHI CAFE 天保堂珈琲
まったりと落ち着ける素敵な空間です
望月宿へ
望月宿は、中山道六十九次のうち江戸から数えて二十五番目の宿場
本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠9軒があったそうです
本陣跡隣の望月歴史民俗資料館
脇本陣 跡 (鷹野家)
国の重要文化財に指定されている、出桁造りの旅籠「真山家」(大和屋)
井出野屋旅館は映画「犬神家の一族」(1976年公開)のロケ地になった宿

味がある建物です
「望月宿」信号の手前の交差点を曲がり旧中山道に入る
鹿曲川を渡る

急坂を登る
道の脇に多数の石仏

車道に出ると
すぐに「瓜生坂」
更に進むと右手に一里塚があります
国道142号に出る
「布施温泉入口」信号を左折して旧道に入る
百沢集落
国道142号に戻って「八幡西」を左の旧道へ進む
八幡宿本陣跡
千曲川を渡る
橋を渡った先は塩名田宿
「塩名田」交差点を右斜に進み
旧道に入る
本殿は重要文化財の駒形神社
一里塚(?)
中部横断自動車道と交差
佐久平駅へ
佐久平駅の周辺には「北斗の拳」のキャラクターマンホールが設置されています

サイクル・スポーツ用品