二子玉川~東扇島~お台場

二子玉川を起点に海底トンネルを通って東扇島へ。川崎の工業地帯から羽田空港を眺め六郷~品川からお台場を周って皇居前~国会前を巡り青山通りから表参道~井の頭通りを通り荒玉水道道路で多摩川に出て二子玉川に戻るサイクリングコース

コース概要
二子玉川を起点に海底トンネルを通って東扇島へ。川崎の工業地帯から羽田空港を眺め六郷~品川からお台場を周って皇居前~国会前を巡り青山通りから表参道~井の頭通りを通り荒玉水道道路で多摩川に出て二子玉川に戻る
距離:106.1km
獲得標高:780m

二子玉川~東扇島~六郷

二子玉川駅からスタート
国道246号二子橋で多摩川を渡り川崎側へ
河口方面へ進む
川崎側の多摩川堤上の自転車・歩行者用の道は「かわさき多摩川ふれあいロード」の愛称が付けられています
多摩川大橋手前の多摩川交流センター。自販機や休憩スペースがあります
多摩川大橋をくぐった先に
川崎競馬場の練習馬場
たまに道路を横断する馬たちに出会うこともあります
一般道に出て
川崎大師駅前を通り
川崎大師へ
川崎大師の名物の一つが手作り飴。参道を歩くと飴屋さんの飴を包丁で切る音が「トントコトントコ」聞こえてきます(実際は飴の無いまな板を叩くパフォーマンスがほとんどですが)
もう一つの名物がくず餅。ここのくず餅の原料は葛ではなく小麦粉。デンプンを発酵させたものでグルテンの塊です。(亀戸天神の船橋屋も同様)
葛シェイクなんてものも売ってました
川崎大師は関東の厄除け三大師の一つとされ江戸時代から人気の観光地。参道に多くのお店が並び正月の初詣は全国でも上位に入るほど多くの人で賑わいます
八角五重塔。昭和59年(1984年)建立
本堂の脇の金色の仏像にインド風の薬師堂が異国情緒漂う
薬師殿は元の名前は自動車交通安全祈祷殿。自動車の安全祈祷を受け付けています
国道132号(川崎駅東扇島線)に出て
京浜コンビナートに続く工業地帯へ入って行きます
道路の両脇に太いパイプが上下しながら連続する
車道の川崎港海底トンネル入り口の手前を右側に入ると
歩行者用の入口があります
自転車は押し歩き
約1.2km
トンネルを出た先の東扇島は物流倉庫が並ぶ
東側へ進み東扇島東公園へ
人口の砂浜「かわさきの浜」
対岸・浮島のコンビナートのフレアスタックが良く見えます
千葉側へ目をやればアクアラインの換気塔「風の塔」
浮島の向こうの羽田空港から離発着する飛行機が見える
フレアスタックは「シュゴー」という音も聞こえます
川崎航路トンネルの換気塔
西へ進み東扇島中公園へ
川崎マリエン(川崎市港湾振興会館)が建っていて
10階の展望室は地上51mの高さから360度のパノラマビューを楽しむことができます
隣接して食肉市場が有り
市場の食堂を利用することができます(日曜休)

クジラ定食食べました(竜田揚げ+刺身)
緑道をさらに西へ走る

東扇島西公園
こちらは釣りを楽しむ人で賑わっています
対岸はJFEスチールの製鉄所
工場萌え~

緑道を戻り
トンネルをくぐって国道132号(川崎駅東扇島線)を戻る
「夜光」交差点に地名の由来の説明看板。
平安時代、漁師として川崎に暮らしていた平間兼乗は、夢の中で高僧の声を聞き、らんらんと光る夜の海から高僧の彫った弘法大師像を引き上げたという。この像が川崎大師の本尊となったとのこと。当時は海だった「夜光」は川崎大師のルーツともいえる場所なのです
「夜光」交差点を右折して多摩川方面へ進み突き当りを右折
運河を渡り

浮島の工業地帯を進む
夜に来れば工場夜景を楽しめます
川崎区市民健康の森(浮島町公園)へ

ここは羽田空港、特にD滑走路の目の前で飛行機ウォッチの人気スポット
来た道を戻って多摩川最下流に2022年に開通した「多摩川スカイブリッジ」を渡る
「KING SKYFRONT」はイキリすぎだろ~と思ったらここの地名が殿町なんだそうで。殿がキングなのかは疑問が残るが…
自転車専用レーンを走る
地上へはエレベーターでしか降りられません
「多摩川スカイブリッジ」と同時期に整備された「羽田エアポートガーデン」
多数の飲食店が入っていますが
私のおすすめは名古屋メシの味噌カツ「矢場とん」!
味噌カツに串カツも付けちゃった
弁当も売っているので店舗が混んでいるときはテイクアウトしてフードコード席で食べることもできます
焼きそばで有名な横浜中華街の梅蘭もお店を出してます
羽田空港第3ターミナルには施設内から渡り廊下でつながっていますし、自転車で走っていくこともできます
第3ターミナル展望デッキ
エアポートガーデン向かいの多摩川堤は遊歩道「ソラムナード」として整備されていますが自転車の乗り入れは禁止
ソラムナードから見た羽田スカイブリッジ
上流側へ戻って
大鳥居から
大師橋をくぐり
六郷水門へ。昭和6年(1931年)竣工の近代土木遺産
水門内側の船溜まり
緑地公園の設備も
水門のデザインを取り入れています
水門から北西へ延びている道は
「水門通り」
昔ながらの商店街の風情
そのまま進むと雑色駅のアーケードに続きます
アーケード内の昔ながらの喫茶店「リベルテ」
アーケードを通り抜け
JRの踏切を渡って
線路沿いに北へ進むとタイヤで作られたユニークな遊具が並ぶ西六郷公園、通称タイヤ公園があります
ゴジラ大と
ゴジラ小
ゴジラとミニラなのかな?
ロケットとロボット
良い味だしてます

大森~お台場~荒玉水道道路

京急の高架をくぐって東側へ進むと
七つの道が交差している珍しい七辻があります
「日本一ゆずりあいモデル交差点」の看板
七辻から日の出通りを進み
シン・ゴジラの幼体が遡ったことでも有名な(?)呑川へ
蓬莱橋の先から現在の呑川の北側に旧呑川の流路が緑道公園になって残っています
一部、昔の橋の下をくぐる立体交差になっています
付近は大田区の町工場が点在するエリア
みはらしばし公園の遊歩道から
大森ふるさとの浜辺公園 を通って
平和の森公園を抜け
鈴ヶ森刑場跡から旧東海道へ進む
浜川橋で立会川を渡り右手に入る
運河の壁に坂本龍馬と黒船の絵
新浜川公園には
2015年に復元設置された「浜川砲台の大砲」
ここら辺にかつて土佐藩の下屋敷があり、ペリー再来航後の安政初年に砲台が設置されました。
近くにはこの地で警護についていたとされる若き坂本龍馬像もあります
勝島運河に出る
運河沿いは「しながわ花海道」と名付け季節の花が植えられています
海岸通りで
東品川海上公園へ
アイル橋を渡る
水門や施設の壁に
アートが描かれています
東品川海上公園北側のクジラ滑り台
天王洲を北へ進む
海岸通りを渡った先に「ボンドストリート」と名付けられた、倉庫をリノベーションした天井の高いショップやレストランがある小洒落たゾーンがあります
キモノ三味線ガールの壁画
天王洲ふれあい橋を渡る
橋を渡った先の港南地区に東京海洋大学品川キャンパスがあります
東京水産大学と東京商船大学が統合してできた、国内唯一の国立の総合海洋系大学。
構内に様々な海の生物や食品を展示する「マリンサイエンスミュージアム」があります。
明治42年(1909年)に建造された帆船「雲鷹丸」。捕鯨実習等に使用された。国登録有形文化財。
例年10月下旬~11月初旬頃に催される「海鷹祭」ではマグロ丼が目玉!マグロの解体実演があることも。その他海産物の屋台がズラリと並び市場のような光景が繰り広げられます。
五色橋を渡りレインボーブリッジへ

レインボーブリッジを歩いてお台場まで渡ります
自転車は後部を台車に固定して押し歩き。
芝浦側出入口から台場側出入口まで1.7キロメートル(徒歩で20~30分くらい)
人工ビーチとはいえリゾート感があります
自由の女神も建ってます
潮風公園の東京港尾トンネル換気塔
潮風橋
大井ふ頭に並ぶガントリークレーン
ヤシの木が並ぶ潮風公園 水と緑のプロムナード
船の科学館は更地になっていました(2025年8月)
お台場ガンダム
シンボルプロムナードを通り
東京テレポート駅・テレポートブリッジ前の
「TOKYO」文字モニュメント
夢の大橋を渡り
豊洲有明線から
有明アーバンスポーツパークへ
TOKYO2020オリンピックのスケボー、ボルダリングの会場跡地がレガシーとしてスポーツパークに整備されています
未来のオリンピック選手がここから現れるといいですね
有明北橋から
豊洲市場の観光施設「豊洲 千客万来」の前を通り過ぎ
豊洲大橋を渡る
晴海ふ頭にはオリンピック選手村跡の晴海フラッグが建ち並ぶ
清澄通りを右折して月島へ
月島もんじゃストリート
路地の古民家カフェ
「3月のライオン」でもおなじみ佃島の佃小橋
佃島の住吉神社。鳥居の扁額は珍しい陶器製、題字は有栖川宮幟仁(たかひと)親王の筆によるもの
絵になる斜張橋・中央大橋
永代橋越しのスカイツリーが見える
新川二丁目を左折して
鍛治屋橋通りへ
道沿いの中央区立京華スクエアは関東大震災後、耐震性に力を入れた「復興小学校」として1929(昭和4)年に建てられた旧京華小学校・幼稚園の建物を再利用したもの
レトロモダンなデザイン
首都高都心環状線をくぐり
JRの高架をくぐる

おなじみ東京国際フォーラム(1997年竣工)
船の骨格のような構造を露出した内部が特徴
元は東京都庁が建っていた場所です
そのすぐ先は三菱一号館美術館。1894年に建てられた「第1号館」を復元した煉瓦造の建築物

そのまた先のお濠の角は明治生命館。1934年(昭和9年)、国の重要文化財
静嘉堂文庫美術館のギャラリーが1階に入っています
静嘉堂文庫美術館は三菱創業家の岩崎家が開設した岩崎家が収集したコレクションのための美術館。国宝7件、重要文化財84件を有する。中でも日本に3つしか存在しない国宝・曜変天目茶碗はコレクションの目玉。常設展示されていないが度々企画展で公開される。器の中のユニヴァース!
お濠を渡り内堀通りへ
皇居前広場の楠木正成像。頭部を高村光雲、身体・甲冑部を山田鬼斎と石川光明、馬を後藤貞行が担当。やたらカッコイイので一度じっくり見て欲しい逸品
祝田橋と桜田門の間のお濠の外側に法務省旧本館
旧司法省庁舎として1895年に竣工。こちらも重要文化財
元をたどればこの敷地は江戸時代に米沢藩上杉家藩邸(上屋敷)の場所
国会議事堂前を通る
国会議事堂は1936年(昭和11年)竣工
一般公募で設計案が選出されましたが現在出来上がった姿コンペで選ばれたデザインとは全然違うんですよね
国会議事堂は衆議院参議院とも無料で見学可能です
外堀通りへ
巨大な山王鳥居の奥の坂の上に
日枝神社が鎮座しています
赤坂見附から国道246号へ。国道246号は大山道がベースとなった道。赤坂見附が大山道の起点でした
「ブラタモリ」で大山道を紹介していたのでその復習
旧大山道は赤坂見附から300mほど先を左に入る
牛鳴坂。まあそれほど急でもないですが
移築されてきた重要文化財の志の門(旧三河岡崎藩上屋敷表門)
あの虎屋の本店があります
薬研坂
国道246号の渋谷までの区間は通称・青山通り
イチョウ並木で有名な神宮外苑入口
表参道交差点を右折して表参道に入る
2006年に開業した表参道ヒルズは関東大震災後の復興建築として建てられた同潤会青山アパートの跡地

同潤会アパートは、2003年に取り壊され、表参道ヒルズ東端にかつての建築部材を一部再利用し、「同潤館」として再生されました。現在はギャラリーとして使用されています
五輪橋で原宿駅脇の山手線の上を通る。五輪橋は1964年に開催された1回目の東京オリンピック時に整備された橋
代々木公園の前を通り
井の頭通りを進む
井の頭通り沿いの代々木上原駅近くに日本で最大級のイスラム教の礼拝堂・東京ジャーミーがあります
甲州街道を少し走り
ちょっと北側の道に入って玉川上水公園に寄り道
レトロなコンクリ遊具がいい味を出しています
荒玉水道道路を左折して
甲州街道を渡る
都水道局用地

真っすぐの道が多摩川に向かって延びています








川を渡る水管




道の終わりは砧浄水場
多摩川土手に出て
多摩サイで二子玉川へ

サイクル・スポーツ用品