三浦半島をグルリと一周する「ミウライチ」。横須賀からスタートして逗子まで時計回りに走ります。
距離:76.7km
獲得標高: 1,023 m
横須賀~浦賀
横須賀
三浦半島を周る場合、時計回りだと海側を走れるので横須賀をスタート地点にする人が多い。
横須賀駅の改札を出るといるカモメの像はよこすか海軍カレーマスコットキャラクター「スカレー」。横須賀中央駅やどぶ板通りでも見かけます。
駅の目の前はヴェルニー公園。戦艦陸奥の主砲がドーン!
フランス庭園様式を取り入れた公園。
軍港に約1,400株のバラが彩りを添えています。潜水艦が結構近くで見られる。軍港巡りツアーなんかも催されています。
うみかぜ公園には東京湾第三海堡構造物があります。沖に見えるのは猿島。
新安浦港入口にある食堂はま蔵。丼ものに加えて生ガキなどの季節の旬の魚貝類を、日替わりで、いろいろ取り揃えていてつい注文してしまう。新安浦港では土日に直売所と浜焼きを開催してます。
走水海岸のこの道で大丈夫かと不安になる場所にあるかねよ食堂、ここがまたいいところなんですよ!
海鮮丼など地魚や三浦野菜を生かしたメニューにピザやフリットなんかも食べられちゃいます。鵠沼のHiloのアイスを取り扱っている所もポイント高い。人気店なので予約しないと入店が難しくなってきました。
少し上りになり
走水海岸を見下ろす展望台があります。
走水港に下って行きます。
旗山崎公園を左に入ったところにある走水小学校。これだけ海際に建っている小学校はあまりないのでは?
走水港のファミマの手前を右に入ったところに走水神社があります。
走水神社は小さな神社ですが『古事記』『日本書紀』に記されている日本武尊と弟橘媛の神話に因んだ古社。
観音崎の手前には横須賀美術館があり、屋上広場からは東京湾を一望できる。レストランもあります。
観音崎
観音崎が見えてきた。ちなみに搭状の建物は灯台ではなく東京湾海上交通センター。
観音崎灯台へはトンネルを抜けた先からの方が近い。
観音崎公園の中に建ってる観音崎灯台は日本最初の洋式灯台。内部に登れます。
観音崎公園は旧陸軍によって明治時代に日本で最初に造られた西洋式の
砲台跡が残っています。
観音崎自然博物館とレストランを通り過ぎると
多々良浜という綺麗なビーチが現れます。
サイクリングで三浦半島を盛り上げるために設置したマイルストーンモニュメント。
また多々良浜は初代ゴジラが上陸した場所とされていて、1/10のゴジラの足跡があります。
鴨居港
かもめ団地を通り過ぎ
浦賀のマリーナにでます。
マリーナを出てすぐの場所にある叶神社。浦賀の港を挟んで、東西の叶神社が向かい合っています。東叶神社の社務所の裏には井戸があり、勝海舟が咸臨丸での太平洋横断前に、この井戸で水垢離(みずごり)をした後、明神山山頂で断食をしたと伝えられています。
東西の叶神社を結び浦賀の港を行き来する「浦賀の渡し」
ポンポン船の愛称で親しまれ、浦賀のシンボルになっています。時刻表は無く、渡船が対岸にいるときは呼び出しボタンを押すとすぐに来てくれます。約3分ほどの船旅。
大人400円、自転車等50円
船に乗らず港の奥まで走って向こう岸へ周ると浦賀ドックの前を通ります。浦賀ドックは明治32年に建造されたレンガドックで世界に4か所にしか現存していないレンガ積みドライドックのうちのひとつ。年数回イベントなどで公開されるほか、バスツアーや個人向けガイドツアーを利用して見学することができます。
対岸の西叶神社。手前の歯医者の名前が土地柄を表している。
西叶神社の勾玉を、東叶神社のお守り袋に納めて身につけていると、恋愛をはじめさまざまな良縁を結んでいただけるそうです。勾玉は透明:水晶 赤:めのう 緑:ひすい の三種類。お守り袋も青、赤、緑の三色あります。
港を南に進んだ先にあるL字型の桟橋は第二次大戦終戦時の引き揚げ船が入港した場所で通称「陸軍桟橋」。
トンネルの手前を左折。
700mほど先の岬の上に江戸時代の灯台「浦賀燈明堂」が復元されています。
東西の叶神社を結び浦賀の港を行き来する「浦賀の渡し」
ポンポン船の愛称で親しまれ、浦賀のシンボルになっています。時刻表は無く、渡船が対岸にいるときは呼び出しボタンを押すとすぐに来てくれます。約3分ほどの船旅。
大人400円、自転車等50円
船に乗らず港の奥まで走って向こう岸へ周ると浦賀ドックの前を通ります。浦賀ドックは明治32年に建造されたレンガドックで世界に4か所にしか現存していないレンガ積みドライドックのうちのひとつ。年数回イベントなどで公開されるほか、バスツアーや個人向けガイドツアーを利用して見学することができます。
対岸の西叶神社。手前の歯医者の名前が土地柄を表している。
西叶神社の勾玉を、東叶神社のお守り袋に納めて身につけていると、恋愛をはじめさまざまな良縁を結んでいただけるそうです。勾玉は透明:水晶 赤:めのう 緑:ひすい の三種類。お守り袋も青、赤、緑の三色あります。
港を南に進んだ先にあるL字型の桟橋は第二次大戦終戦時の引き揚げ船が入港した場所で通称「陸軍桟橋」。
トンネルの手前を左折。
700mほど先の岬の上に江戸時代の灯台「浦賀燈明堂」が復元されています。
久里浜沖の海獺島 (あしかしま) 灯台 と 観測所が見えます。
燈明堂の近くの丘の上には東京湾要塞に属する沿岸砲台「千代ヶ崎砲台跡」があります。
明治25年から明治28年にかけて建設された砲台跡地。猿島砲台跡と合わせて、近代の軍事施設に関する遺跡としては日本で初めての国史跡の指定を受けました。
砲座とその関連する弾薬庫などの地下施設をセットで見学することができます。
普通煉瓦と焼過煉瓦が用途によって使い分けられている様子が確認できます。
長瀬隧道を抜けて久里浜へ
燈明堂の近くの丘の上には東京湾要塞に属する沿岸砲台「千代ヶ崎砲台跡」があります。
明治25年から明治28年にかけて建設された砲台跡地。猿島砲台跡と合わせて、近代の軍事施設に関する遺跡としては日本で初めての国史跡の指定を受けました。
複数の砲座跡があり見応えがあります。
地下施設内部はガイドツアーでの見学になります(予約不要)砲座とその関連する弾薬庫などの地下施設をセットで見学することができます。
普通煉瓦と焼過煉瓦が用途によって使い分けられている様子が確認できます。
久里浜~城ヶ島
久里浜
久里浜の海岸から見た東京湾フェリー乗り場と横須賀火力発電所。ペリー公園の前を通過。久里浜は黒船来航の地である浦賀に岬を隔てて隣接し、ペリー艦隊の一行が上陸した場所として知られる
久里浜からは対岸の千葉県金谷までを40分で結ぶ東京港フェリーが1時間に1本出ている。東京湾を横断するのも楽しい。
坂を上って横須賀火力発電所の前を通り過ぎ
千駄ヶ崎トンネルへ。
道沿いのビッドル広場には水仙が植えられていて1月に見頃になる。
しばらく走ると海を見ながらの爽快な下り!
北下浦海岸に建つ本日2つめのサイクリングマイルストーンは水仙のデザイン
マイルストーンの近くの海岸には2024年4月に設置されたアートプロジェクト「#ジハングン」の巨大なピンクのブランコもあります
野比交差点で国道134号へ
津久井浜で三浦市に突入。
冬に三浦大根が干されるのが三浦海岸の季節の風物詩です。
三浦海岸駅から小松ヶ池公園までの線路沿い約1kmには、約1,000本の河津桜が植えられていて毎年2月中旬~3月中旬に「桜まつり」が開催される。
城ケ崎・三崎へは三浦海岸交差点を直進の方が近道ですが、半島を巡るには左折。
砂浜で乗馬しているところに出くわすことも。
金田漁港の近くにはタヌキが出る?
みうら漁協金田湾販売所の2FレストランKANEDAでは朝獲れの魚を食べられます。
金田湾から先はググっと上りになります。
振り返って見下ろす金田湾。
上りきったところにヤマザキYストアから2023年9月に姿を変えた「商店松輪」があります。
劔崎へ行くには江奈湾に降りていく手前を左に入る。
劔崎の突端には日本で7番目の洋式灯台「劔崎灯台」がある。現在の灯台は1925年(大正14年)竣工の2代目。
江奈湾まで下って行きます。
松輪エナ・ヴィレッジ(地魚料理松輪)では関さばと並び称されるブランドサバである松輪サバを食べられます。休日は11時オープン前から人が並ぶことも。
江奈湾の奥は干潟になっています。
毘沙門トンネルを抜けて毘沙門湾へ
毘沙門湾から奥に風車が見える宮川公園まで上りになります。
坂の上に風車が見えてきます。
宮川公園のマイルストーンと風車
坂を上ってきてここで一休みするローディーも多いですが三崎まではもうすぐ。
冬は辺り一面大根畑。
冬の空気の澄んだ日には大根畑の向こうに富士山が見えることも。
宮川湾を眼下に眺めつつ進む。
城ケ島
城ケ島大橋を通って城ケ島へ
城ケ島公園では1月中旬頃から2月中旬頃にかけて約30万株の八重咲水仙が、ふくよかな甘い香りとともに清らかな花を咲かせます。
城ケ島公園の東端には安房崎灯台。2020年に2代目に建て替えられました。大根をイメージしたデザインだとか。
西側には洋式灯台で日本で5番目の古い歴史をもつ城ケ島灯台。現在の灯台は昭和2年(1927)に完成した2代目。
ウミウ展望台から見た赤羽根海岸の断崖
「馬の背の洞門」は自然が作った海蝕洞穴。高さ8メートル。横6メートル。厚さ2メートル。長い年月をかけ、波や風雨によって形成されたもの。
城ケ島灯台商店街。城ケ島灯台に向かう途中、ちょっとした商店街があります。網や浮輪など海遊び用のグッズやお土産物を扱う店があるほか、三崎名物のマグロを食べさせる店など10軒ほど。
「まるかサービス・ステーション」はマグロ料理が目玉の昔ながらの食堂兼お土産屋さん。塩辛、干物、海苔の佃煮など自家製のお土産も売ってます。
ヅケとマグロの天ぷらが乗った「まんぷく丼」
しぶき亭はサイクリストに小皿を一品サービスでつけてくれます
再び城ケ島大橋を渡って三崎市街へ。
三崎~逗子
三崎
三崎の町並みはひなびた路地がいい感じ。
ドラマのロケ地になったりもする三崎のレトロな町並み。
三崎港から市街地を少し内陸に入った地点に鎮座する相模国三浦総鎮守の海南神社。
「フィッシャリーナ ウォーフうらり」は産直センター等がある複合施設。レンタサイクルもあります。
うらり前から乗れる水中観光船
にじいろさかな号は船の中から魚の泳ぐ姿を見ることができます。
三崎港の正面に位置する割烹旅館「三崎館本店」は創業明治41年。
「まるいち食堂」では店頭の鮮魚を選んで料理してもらうことができます。人気店なので昼は並びがち。ここを昼の目的地にして三浦半島を走るサイクリストも多い。
見たこと無いような謎の地魚も並んでます
向かいのオープン席は待たずに座れることが多い
また、すぐ隣にアイスクリーム屋さん「三崎氷菓」がオープン
「まるいち食堂」で食事→「三崎氷菓」でアイスというゴールデンルートが完成しました
見た目も可愛いし味も美味しい!
「うらり」前から西へ。
「海外」という変わった地名の漁港を通り過ぎる。
諸磯崎へ続く道と交差する。
諸磯崎灯台へ行く場合は立体交差より手前の道を左に入る。
諸磯湾を通過。
油壷湾を眼下に見つつ高度を上げます。
油壷から三崎口に向かいます。
国道134号に出て鎌倉・葉山方面へ
三浦市総合体育館潮風アリーナ前を通過
ソレイユの丘入口交差点を左折してソレイユの丘へ
ソレイユの丘
「ソレイユの丘」は南仏プロヴァンスがモチーフの体験型総合公園。四季の花々や自家製グルメ手作り体験やバーベキュー、農業体験、動物とのふれあいのほか遊具も充実。
入場無料。
カピバラ、カンガルー、アルパカ、ポニー、犬やウサギなど一部の動物と触れ合える、アニマルヴィレッジ
観覧車や遊具のコーナーもあります。
2023年にリニューアルされて全長300mのジップラインが新設されました
ソレイユの丘から荒崎へ向かう。
荒崎公園は三浦半島屈指の景観が楽しめる公園です。相模湾に面した公園の海岸部には、美しい岩場にそってハイキングコースが作られ、長浜海岸で海水浴、マリンスポーツも楽しめます。
地層マニアにはたまらない(?)風景の連続。
ここにもサイクリングマイルストーンがあります。タカアシガニ獲れるのかな?
来た道を戻り海沿いを走ります。
長井から佐島方面を見る。
荒崎入口交差点で国道134号に戻る。
陸上自衛隊工科高等学校・武山駐屯地前を通過。
佐島
佐島入口交差点を左折して佐島へ。
トンネルを抜けて海岸線へ。
国道134号に戻る。
安藤広重も浮世絵に描いた景勝地・立石海岸。空気が澄んでいる時は背景に富士山が見えます。
しばらくすると長者ヶ崎が見えてくる。
長者ヶ崎のマイルストーン。奥手前に葉山御用邸前から延びている「小磯の鼻」も見える。
長者ヶ崎の夕陽
葉山御用邸前
葉山御用邸裏の「小磯の鼻」。御用邸の周りは常にお巡りさんがパトロールしていて小磯の鼻にはポリスボックスがある。
でも静かでのどかな良い場所です。
小磯の鼻から見た長者ヶ崎
小磯の鼻から見た一色海岸
神奈川県近代美術館のカフェは海を見ながらお茶できます。
森戸岬が見えてくる。
森戸岬にある葉山郷総鎮守の森戸神社
森戸神社からは沖の鳥居と裕次郎灯台が見える。
神社から続く森戸海岸
葉山マリーナの前を通過。
日影茶屋は江戸時代から続く料理茶屋。隣接した蔵で10:00~16:00に和菓子店も開いているのでお土産を買っていくことができます。
逗子海岸に出る手前のなぎさ橋珈琲 逗子店はテラス席からの夕暮れ時のビューが最高!富士山も見えます。
朝7時から営業しているのでここでモーニングを食べて三浦半島を逆回りするのも良い
逗子海岸の「太陽の季節碑」
逗子駅へ向かう道沿いのビーチマフィンはオーガニック素材にこだわるカフェ。地元のクラフトビールYorocco Beerのタップルームもあります。
駅の近くのモーモーズでソフトクリームを食べてから電車に乗るのがお決まりのコース。ここも地元関口牧場のミルクを使用。
逗子駅は新宿湘南ラインの始発駅なので輪行に利用しやすい。
三浦半島のさらに細かい岬やビーチを巡るコチラも参照ください。
夕陽を見に逗子駅から2kmほどの場所にある披露山公園まで足を伸ばすのもおすすめ。逗子アリーナの向こうに富士山を背景にした江ノ島を見渡せます。
サイクル・スポーツ用品