三浦 大根丘陵と磯めぐり

逗子から湘南国際村~ソレイユの丘~小松ヶ池公園の河津桜を経て、三浦半島の大根丘陵と岬・磯を巡るサイクリングコース


コース概要
逗子から湘南国際村~ソレイユの丘~小松ヶ池公園を経て、三浦半島の大根丘陵と岬・磯を巡る。
距離:82.6km
獲得標高:1,319 m

ソレイユの丘~小松ヶ池公園~剱埼

逗子駅からスタート
横須賀方向へ進み
「逗葉高校入口」信号を右折して
丘を越えます。
逗葉新道から南郷トンネルに進む。
トンネルを抜けて湘南国際村までヒルクライム
それなりの勾配の坂を上り
ゴルフ場入口を過ぎて
短いトンネルを抜けると「湘南国際村」
「湘南国際村」は横須賀市と葉山町にまたがるバブル期の開発地区。大学や企業の研修所等が立地し、住宅街が広がっている。バブル崩壊後微妙な存在になっているが 三浦半島中央部を縦断する三浦丘陵に位置しており、自転車乗りにしてみればどこからアプローチしても手頃なヒルイクライムコースになっている。(千葉にも「かずさアカデミアパーク」という微妙な場所がある)
斜面に約10万本のつつじが植栽され見頃の時期には丘全体がカラフルな景色へと変わります。見頃は例年4月下旬~5月上旬。
湘南国際村センターの奥の広場にはツツジをかたどったサイクリングモニュメントが有ります
下っていってトンネルを抜ける。
国道134号に出てすぐの場所にある「カフェ&レストランマーロウ秋谷本店
固めのプリンが名物。県内に数店舗展開していて、逗子駅前にもテイクアウト店があります。
「マーロウ」の向かいの立石公園の端を右に入ると
名勝「秋谷の立石」のビュースポット
その南側は秋谷海岸
国道134号に戻って進みます。
武山駐屯地を過ぎて700mほど先の右側にJAの直売所「すかなごっそ」があり
地元・関口牧場のソフトクリームが食べられます。
「すかなごっそ」の先を右折して「ソレイユの丘」へ
名前の通り丘になっているので少し上ります。
「ソレイユの丘」は南仏プロヴァンスがモチーフの体験型総合公園。四季の花々や自家製グルメ手作り体験やバーベキュー、農業体験、動物とのふれあいのほか遊具も充実。 入場無料。
夏にはひまわり、春は菜の花やルピナス・ネモフィラなど四季折々の花が園内を彩ります。
菜の花の向こうに富士山をみることができます。
公園から海岸に歩いて降りることもできます。
園の外周に沿って進み
海岸へ下る。
開放感抜群の和田海岸。
国道へ戻る途中に
「和田城址」の看板。ホントに看板だけで痕跡はありません。
さらに進んだ場所に
神社があり「和田義盛の碑」が建っています。
和田義盛は源頼朝の挙兵時から仕え、侍所の別当を務めた武将。後に北条に滅ぼされました。
国道134号に出て
またすぐに左に入って畑の中を進む。
小松ヶ池公園へ
三浦海岸駅~小松ヶ池公園は河津桜の名所
毎年「三浦海岸桜まつり」が催されます。
京急の線路沿いに河津桜の並木が続いています。
三浦海岸から上がってくる国道134号に出て
三崎方面に進む
松輪方面の表示を左に入る。
ここから大根畑の丘陵地を蛇行するワインディングロード。
時折道の左右に海が見え
適度にアップダウンが有って気持ちよく走れます。
三浦霊園の上を通過
右側に見える小高い丘は後で通ります。
金田湾がチラリと見える
金田湾から上ってきた場所にある「商店松輪」に出ます。
商店松輪の横を左に入って
農道を進んでいくと
砲台跡が2ヶ所あります。
東京湾を見下ろす三浦半島と房総半島には首都防衛のために砲台が多数設置されていました。
さらに軽トラ1台分の幅しかない農道を進むと
草に覆われた大浦探照灯格納庫があります。
ここらへんの道は狭く完全に農業用ですので農作業をしてる方の邪魔にならないように気をつけましょう。
砲台跡に戻り
左に折れて海岸方向へ進むと
穴場的なビーチ・遠津浜海岸に出ます。
ビーチの中央に岩礁
岩礁の突端からビーチ方面を見る
いったん集落のある場所まで戻って
下っていって「大浦海岸」の看板を左折
こちらも穴場的なビーチの大浦海岸に出ます。
綺麗な海の色。人も少なく静かで良いところです。
北側は崖になっていてその向こうが遠津浜海岸。
間口漁港に下りて
漁港の先から
間口港灯台や
剱埼灯台の下の海岸に歩いていけます。
また内陸に戻り
剱埼へ
灯台入口
アンテナ等の向こうに灯台があります。
剱埼灯台は1871年(明治4年)に日本で7番目の洋式灯台として初点灯、現在は2代目で関東大震災の後に再建されたもの。
眼下に間口漁港
東京湾の向こうに房総半島が見えます。
内陸に戻って
県道215号に出て
下っていき
松輪 江奈漁港に出ます。
地魚料理 松輪
三浦で獲れた新鮮な地魚を食べられます。

毘沙門天浜~盗人狩~砲台山

江奈湾を進む。
江奈湾の湾奥部は天然の小さな干潟になっています。

トンネルに続く道の側道の坂をのぼる。
上った先の大根畑の中を進むと
三浦七福神のひとつ「白浜毘沙門天」があります。
海にでると岩場になっています。
剱埼から江奈湾~毘沙門湾~宮川湾へと続く岩場は「関東ふれあいの道」の「三浦・岩礁のみち」として設定されています。
浸蝕によってできた4つの洞穴群からは弥生時代の土器等が発見され神奈川県お史跡に指定されています。
ダイナミックな景観が楽しめます。
毘沙門湾へ進み
毘沙門漁港へ
漁港の先の岩場を進むと
「盗人狩」という変わった名前の場所
昔、盗賊が追われて、この山の端まで来て下を見ると、恐ろしい断崖と怒涛の逆巻きに、ぞくぞくと身震いして足が竦み、動けなくなり容易く捕まったという逸話が地名の由来となったそうです。
毘沙門湾と江奈湾の間の内陸の道に進みます
一面大根畑の丘の中
通称「大根丘陵縦断街道」
三浦霊園の上から見えた丘がピーク
宮川公園の風車が見えます。
緩やかな起伏が心地よい
空気が澄んでいれば大根畑の向こうに富士山が顔を覗かせることもあります。
爽快!!
風車が近づいてくる。
脇道に入り宮川港へ
「三浦・岩礁のみち」は宮川港まで設定されています。
三崎の街には下らずに諸磯崎へ向かいますが、途中でなんか看板があったので寄り道。
国の天然記念物ということで見に行ってみたんですが
うん、地味。
西海岸線を立体交差で跨いで諸磯崎へ
海岸線へ下っていって
諸磯港から
きつね浜の前を通って
諸磯崎灯台へ
岩場にシュッとしたスマートなデザインの灯台・諸磯崎灯台が立っています。
北側に油壺が見えます。
かなり奥まった場所ですが水が綺麗な磯でキャンパーに人気があるようです。
西海岸線に下りて油壷へ
三崎マリンから
油壺公園の横を抜けて油壷へ
左へ入ると
油壺湾を眺めつつ
プライベートビーチ感溢れる荒井浜海岸に出ます。
南の対岸は先程の諸磯崎
 京急油壺マリンパークは2021年9月に閉館して京急油壺温泉キャンプパークになりました。
駐車場脇から胴網海岸へ下りていけます。
小網代湾のリビエラシーボニアマリーナが見える。
シーボニアの奥は漁港
さらに湾の奥に進むと「小網代の森」にアクセスできます。
森の入口に建つ白髭神社
遊歩道を進むと足元にカニが!生息空間には森、川、海のつながりが必要と言われる希少なアカテガニに出会えました。
小網代の森は森の中央にある谷に沿って流れる「浦の川」の集水域として、森林、湿地、干潟及び海までが連続して残されている、関東地方で唯一の自然環境と言われています。
湾に残された干潟
湿地から森へと遊歩道が整備されています。
森側の入口は国道134号から300mくらいの場所にあります。
油壷から上っていきます。
給水塔の前を通り
国道134号を葉山方面へ進む。
「三戸入口」を左折して三戸海岸へ寄っていきます。
大規模農地が広がる先に
細い路地の鄙びた海沿いの集落に出ます。
その先に三戸海岸が広がっています。
のどかな雰囲気のビーチです。
ビーチの端から大根畑の中の農道を進むと黒崎の鼻の入口までいけます。
磯までは背の高い藪の中の道を少し歩きます。
設備は一切ありません。
ただ自然があるのみ。そういうのが好きな人向けの場所です。

南側に和田海岸
ソレイユの丘や荒崎が見えます
大根畑の中を国道134号方面へ
「初声小学校入口」に出てそのまま直進
三浦縦貫道路の入口を通り過ぎて
武方面へ左折
県道214号を進み
「一騎塚」信号を右折して横須賀市街方向へ。
一騎塚から武山不動尊へ上ると
その先に「砲台山」と呼ばれている砲台跡へアプローチできます。
衣笠ICを通り過ぎ
JR横須賀線の線路をくぐる。
線路に沿って衣笠のレトロな雰囲気のアーケードがのびています。
衣笠駅前を通過
道なりに進み
横須賀駅へ
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