琵琶湖1(米原~長浜~高島~大津)

「ビワイチ(琵琶湖一周)」を1泊2日で周るサイクリングコース。1日目は米原からスタートして反時計回りで大津まで。北国街道の宿場町・長浜/木之本~城下町の高島~湖上の鳥居・白髭神社~近江八景『堅田の落雁』の「浮御堂」~琵琶湖疏水と観光スポットてんこ盛り!つるやパンのサラダパンに鮒寿し茶漬けなどローカルフードも!

コース概要
サイクリストの間ではしまなみ海道に並ぶ有名サイクリングコース「ビワイチ(琵琶湖一周)」。全長約200km。寄り道や観光もしたいので1泊2日で走ってきました。1日目は米原からスタートして反時計回りで大津まで。
距離:126.2km

米原~長浜~木之本~塩津

米原駅からスタート。琵琶湖は西口側だがサイクルステーションが有る東口へ。
 サイクルステーションの営業は9時から。スマホを使ったスタンプラリーのチェックポイントになっています。 「びわ湖1周」のページにマップやスタンプラリーの参加方法などが載っているので事前に確認しておきましょう。
線路下をくぐって西口側へ
 ビワイチ推奨コースの道路には青い矢印が表示されています。米原駅前は店が何もありませんが琵琶湖に向かう途中の道沿いにファミマとセブンがあります。
 琵琶湖に突き当たり右折して長浜方面へ。
 琵琶湖東岸の道・湖岸道路は「さざなみ街道」の愛称がついています。
ビワイチは反時計回りを推奨しているようで反時計回り側の車線にのみ青矢表示がある。
 スタンプラリーチェックポイントの道の駅「近江母の郷」
 長浜城の手前、豐公園交差点を右折して長浜の市街に立ち寄っていきましょう。
道沿いの右側の慶雲館は1887年(明治20年)明治天皇行在所として実業家の浅見又蔵により建設された施設。
 その向かい側に長浜鉄道ステーション(旧長浜駅舎)。旧長浜駅舎は、1882(明治15)年に完成した、現存する駅舎としては日本最古のもの。
 水路を越えた辻の右に入ったところに「サラダパン」で有名な「つるやパン」のもう一つの名物「まるい食パン」専門店があります。
 いろいろな惣菜がトッピング+サンドされていて頼むと温めてもらえます。
 朝7時からやっていてイートインもあるのでここで朝食を摂るのがおすすめ!
「つるやパン」の前の道「北国街道」はかつて北陸と京阪神を結んだ重要な街道。道沿いに古い建物が多く、宿場町の雰囲気が色濃く残っている。
 太鼓櫓のある浄琳寺
 街道沿いに「海洋堂フィギュアミュージアム」があります。
 長浜名物「鯖そうめん」の有名店「翼果楼」もありますが、10時半からなので朝寄るのはちょっと難しい。
北国街道沿いに続く古い街並の一角にある総称「黒壁スクエア」。明治時代から黒壁銀行の愛称で親しまれた古い銀行を改装した「黒壁ガラス館」を中心に、ガラスショップや工房、ギャラリー、体験教室、レストランやカフェなど魅力あふれるお店が、古い街並の中に点在しています。
 長浜大手門通り商店街と
 ゆう壱番街祝町通り
長浜別院大通寺に続く長浜御坊表参道も良い感じの町並み。
北国街道から西に進み踏切を渡る。
 長浜城前で琵琶湖沿いのさざなみ街道へ戻ります
 長浜城は豊臣秀吉が最初に築いた居城
 現在の天守は1983年に犬山城や伏見城をモデルにし模擬復元されたもので、市立長浜城歴史博物館として運営されています。
さざなみ街道を進む。
 和田の浜公園
道沿いの早崎ビオトーブでは蓮の花が咲いていました。
琵琶湖に目をやると竹生島が近くに見えます。
竹生島へは長浜と今津からで渡ることができます。
竹生島には宝厳寺と都久夫須麻神社が祀られていて宝厳寺の弁才天は安芸の宮島、相模の江島とともに日本三弁天に数えられています。宝厳寺の唐門は秀吉の大坂城の唯一の遺構と伝わり、都久夫須麻神社の本殿とともに国宝に指定されています。
道の駅 湖北みずどりステーション。ここもスタンプラリーチェックポイント。
 トンネルの手前でいったん右側の歩道へ
 西山南橋交差点を右折して木之本へ寄っていきます。
 木之本も北国街道の宿場町
 古い商家や造り酒屋などが並ぶ。
賤ケ岳の近くだけあってその名も「七本槍」ブランドの地酒を製造販売している富田酒造
山路酒造は天文元年(1532年)創業。ということは賤ヶ岳の戦いの天正11年(1583年)より50年前!HPには日本で5番目に古い酒蔵と書いてあります。
木之本宿の中心にある「木之本地蔵院」。木之本はここの門前町として栄えてきました。境内には6mの大きな地蔵像「木の本のお地蔵さん」が立っています。また真っ暗な回廊を手探りで進む「ご戒壇巡り」が体験できます。
木之本では室町時代から昭和の初期まで毎年2回、街道の民家を宿として牛馬市が開かれていたそうです。山内一豊が馬を買っていったとのこと。
そして木之本に来たら絶対に寄るべき所が「つるやパン
ここで売られているのが滋賀県民のソウルフード(?)「サラダパン」
コッペパンにコールスローが挟まれていると思いきや、なんと千切りにされた沢庵!マヨネーズであえてあるので食べてみるとコールスローっぽく違和感ありません。県内のスーパーやサービスエリアなどでも販売しているそうです。
昭和10年に建てられた湖北銀行木之元支店の建物を使用している「きのもと交流館」。1階が無料休憩所になっていたのでそこでサラダパンを食べました。
地蔵坂を通って木之本駅前を通り過ぎ
 国道8号線を福井・敦賀方面へ進む
 古戦場として有名な賤ケ岳の脇をトンネルで通過。
 道路のブルーラインに従い「飯浦」交差点を左折。
 国道8号線に戻る。
 琵琶湖の北端・塩津浜
 道の駅 塩津海道 あぢかまの里
 琵琶湖名物「鮒寿し」を食べやすくアレンジした(?)「鮒寿し茶漬け」が食べられます。個人的には匂いは気にならなかったけど酸味の強さが印象的。
 たこ焼きに見えて中身は羽二重餅という丸子焼が気になったがお腹いっぱいで試せなかった。

塩津~高島

「塩津」交差点で左折して高島方面へ。
 岩熊第二トンネルまでの上りがビワイチ最大の上り坂、と言ってもたいした斜度は有りません。
湖西線を2回くぐり
 永原駅前を通過。永原駅もスタンプラリーチェックポイントです。
 琵琶湖に出て
 湖畔を走ります。
 二本松水泳場から竹生島が良く見えます
 マキノ町に入る。
 トンネルをいくつか抜けると
海津大崎港に出ます。
 港の向かいの大崎寺
 辺り一帯は桜の名所です
マキノの町並み
 ここにも地酒「竹生嶋」の吉田酒造があります。
 左手に金ぴかの塀と門が現れてぎょっとする。象牙加工・販売会社のものらしい。右手側はお寺です。
海津の湖岸には、風波から家宅を守るために江戸時代に作られた城壁を思わせる古い石積が延々約1.2kmにわたり残っている。
 マキノサニービーチ
湖だけど海水浴場みたい
マキノサニービーチ高木浜から今津浜まで延長約5kmに2000本を越える黒松が並木となって林立しており、緩やかな曲線をえがきながら延々と続く砂浜と相まって白砂青松の美しい湖岸景観となっています。
今津周遊基地
竹生島への船の発着港、今津港。ここもスタンプラリーチェックポイント。長浜から乗って竹生島経由で湖北をショートカットすることもできます。
 高級キャンピング施設ステージクス高島が右手あります。
びわ湖こどもの国入口を通り過ぎる。
 高島市街へ。

高島~大津

戦国時代、高島市の勝野一帯は、織田信長の甥である織田信澄が築城した大溝城の城下町として発展しました。今も旧城下町の面影が残っています。
地酒「萩の露」の蔵元・福井弥平商店
江戸時代の商家跡や民家跡をリノベーションした「高島びれっじ」というショップ群が並んでいます。
 うどんそば、カフェ、パン屋さん、スイーツ店、体験教室などがあります
 びれっじ6号館 Wani Cafe
総門は武家屋敷地の出入りに使用されていた最も重要な門。現在の総門には、大溝まち並み案内処が併設されており、大溝城遺跡、大溝陣屋遺跡、大溝の水辺さんぽのパンフレットを入手することが出来ます。
17世紀に整備されたまちわり水路。
古式水道のタチアガリ
ガリバー像の立つ近江高島駅の前を通り
『万葉集』の歌に「香取の海」として登場する乙女ヶ池の横を抜ける。
いったん琵琶湖畔に出て
 国道161号に出ます。
 前方の琵琶湖の中に鳥居が見えてきます。
 近江最古の神社「白髭神社」は全国にある白鬚神社の総本社。
 沖島を背景として琵琶湖畔に鳥居を浮かべることから、「近江の厳島」とも称されます。
 大津市に入る。
右に入って北小松駅前を経由して
 国道161号と交差して「びわ湖レイクサイド自転車道」表示の赤舗装路を進む。
 湖西線沿いを
 少し離れたり
 また近づいたりしながら進みます。
 志賀駅の観光協会がスタンプラリーのチェックポイント。
志賀駅から先は少し琵琶湖に面した道を走る。
蓬莱駅近くで高島大津線に出る。
 真野川沿いに左折して
 「道の駅 びわ湖大橋米プラザ」の前を通り
 琵琶湖大橋をくぐる。
 琵琶湖大橋は琵琶湖をまたぐ全長1400mの橋。自転車・歩行者は無料で渡れます。
 琵琶湖大橋の北側を北湖、南側を南湖と呼びます。北湖一周は148km。
 橋をくぐって最初の信号を左折
 細い路地を通って
 満月寺に出ます。
 琵琶湖に突き出したように立つ「浮御堂」。この辺りを歌川広重が描いた『堅田の落雁』は「近江八景」の一つとしても名高く、松尾芭蕉をはじめとした多くの俳人にも愛された情景です。
ここから大津までは琵琶湖からも離れるしあまりサイクリングコースとしては魅力がありません。
時間に余裕があれば日吉大社に寄っていくのもいいですが拝観時間が16時半までなのでちょっとキビシイか。
全国に約3,800社ある日吉・日枝・山王神社の総本社であり、京の鬼門除け・災難除けの社として崇敬を集めてきました。比叡山延暦寺と深い関係がある。西本宮本殿 ・東宮本宮は国宝、境内は国の史跡。

日吉大社において猿は神の使いとして神猿(まさる)と呼ばれ、魔除けの象徴として大切に扱われています。
門前の里坊は穴太衆の手に寄る美しい石積みに囲まれています。(「穴太衆」とは坂本の穴太地区に古来から住み、比叡山の土木営繕的な御用を勤めていた石積み職人集団。)
公式マップの「お勧めサイクリングコース」に従い琵琶湖近くまで移動して下阪本を通る。
 下阪本にはかつて明智光秀が築城した坂本城があり、城下町の名残が感じられます。
その後は湖西線に沿って大津京まで
大津の市街地の手前にある琶湖疏水の大津閘門。1890(明治23)年に造られた石とレンガを使った洋式の閘門です。
 琵琶湖疏水はトンネルを通って京都へ流れていく。
 大津港。スタンプラリーのチェックポイント。
 1日目はここまで。大津は琵琶湖周辺では宿泊施設が多い町なので宿探しは困らないと思います
 京阪 びわ湖浜大津駅
 JR 大津駅
 大津市内には町家の宿なんかもあります。
 町家のおでん屋さん
 いい感じの銭湯もあります。

おまけ

健脚の方は浮御堂のあと奥比叡ドライブウェイ入り口まで上り、小椋神社へ。デニム地の自転車お守りをGETしましょう。
小椋神社から伊香立浜大津線を走ると途中山道になりますが西教寺~日吉大社の前を通ります。一段高いところを走るので時々琵琶湖を見下ろせる区間があり気持ち良い。
大津手前の近江神宮は、競技かるたのチャンピオンを決める名人位・クイーン位決定戦が行われる場所としても知られ、漫画『ちはやふる』の舞台にもなっています。
琵琶湖一周は約200kmなので米原発大津泊だと1日目の距離が長くなります。2日目との距離の差を均したい人は雄琴温泉あたりに泊まるとよいかと思います。
2日目