井の頭公園~汐入公園~旧中川(河津桜ポタリング)

井の頭公園を起点に善福寺公園、石神井公園を経由して石神井川を下り赤羽八幡神社に寄って荒川に出る。荒川を下り北千住から隅田川に出て汐入公園~スカイツリー~亀戸天神~旧中川~大横川~浜離宮~芝公園~羽根木公園と河津桜・梅の名所を巡るサイクリングコース。木場公園では河津桜とミモザの共演が楽しめます

コース概要
井の頭公園を起点に善福寺公園、石神井公園を経由して石神井川を下り赤羽八幡神社に寄って荒川へ。荒川を下り北千住から隅田川に出て汐入公園~スカイツリー~亀戸天神~旧中川~大横川~浜離宮~芝公園~羽根木公園と河津桜・梅の名所を巡る。木場公園では河津桜とミモザの共演が楽しめます。
距離:88.9km
獲得標高:748 m

井の頭公園~石神井公園~赤羽水門

井の頭公園からスタート
ジブリ美術館の裏手の井の頭公園西園に河津桜の木が数本あり、2月末~3月初旬くらいにソメイヨシノより一足先に見頃になります。
井の頭池西側には梅が植えられていて、同時期に見頃になります。
ソメイヨシノの時期はそりゃもう毎年大変な人でごった返すんですが2020年春はコロナ禍で満開の桜も静寂に包まれました。
水門通りに出て
善福寺公園へ
河津桜が数本あり、同時期に枝垂れ梅も咲きます。
善福寺池は初夏に咲く睡蓮がオススメ
公園際のカフェ「nido
硬めのプリンと美味しいコーヒーがいただけます
続いて石神井公園へ移動
河津桜は見当たりませんでしたが梅が咲いてました。
石神井公園は豊島氏の石神井城の跡
建物は有りませんが空堀や土塁が残っています。
こちらの三宝寺池にも初夏に睡蓮が咲きます。
三宝寺池の近くにある豊島屋は小洒落たオープンカフェとは真逆の良さがあります。漫画「孤独のグルメ」第11話で井之頭五郎がカレー丼とおでんを食べてました。店内撮影禁止。
石神井池のボート乗り場
石神井公園近くの石神井川沿いには「ハト」に見える標識があるのでマニアの方はご確認ください(全国ハト標識MAP
石神井川沿いに進み練馬高野台駅下脇を通る。
石神井公園から川沿いは3月末~4月頭見頃になるソメイヨシノの並木になっています。
城北中央公園を抜けて石神井川から離れ
川越街道から
見次公園の前を通過。
周囲がどんどん建て替えられ、いずれ消えていくであろう昭和の団地・赤羽台桐ヶ丘団地の前を通って
台地から下っていくと
JRの高架をくぐった先に
赤羽八幡神社があります。
東北新幹線・埼京線と京浜東北線・高崎線が左右に分かれる三角ゾーンに立地していて
境内から複数の路線の列車を同時に眺めることができる鉄道ファンに人気のスポットです。
また神社のマークが∞なことから関ジャニ∞ファンの間では聖地になっているそうです。
新荒川大橋で荒川CRに出て
赤い旧岩淵水門を見つつ青い新岩淵水門の上を通過します。

汐入公園~旧中川

荒川CRを進みます。
首都高環状線五色桜大橋と江北橋
舎人ライナーと扇大橋
西新井橋を過ぎて
千住新橋から北千住市街へ
旧日光街道の北千住名物「槍かけだんご」のお店「かどや
北千住はなぜかハンバーガー激戦区!サニーダイナーはその代表格!
旧日光街道を進むと
松尾芭蕉像が立っています。千住が「奥の細道」の出発点。
千住大橋を渡る。
JR、つくばエクスプレス、日比谷線の高架をくぐり

隅田川の堤の上へ
汐入公園に入っていきます。
こちらも河津桜が植えられていて2月末から花見を楽しむことが出来ます。
芝生広場やバーベキュー場も有り親子連れで賑わいます。
陽光桜、大寒緋桜など数種類の桜が植えられていて
ソメイヨシノの時期まで何かしらの桜が咲いているので2月末~4月初旬ならいつ行ってもハズレはありません。
水神大橋で隅田川を渡り
東白髭アパートの前の公園を進む。
団地マニアの間では知らぬ人はいない都営白鬚東アパート。万が一の火災の際、大規模な避難所の確保と防火壁の役割を果たすために建てられた全長1.2kmの長大な団地です。
墨堤通りを進みます。
向島の志”満ん草餅は創業明治2年(1869年)の老舗。ヨモギ感が濃~い草餅が名物!
更に先には創業300年余・江戸時代から続く長命寺のさくら餅や江戸末期創業の言問団子も近所にあります。
向島「鳩の町通り」へ
ここはかつての赤線地帯で以前は路地に入るとカフェ-建築が点在していたんですが、現在はほとんど姿を消しました。
東京スカイツリーの足元へ進むと
東武橋のたもとに河津桜が数本植えられています。
道沿いのカーブミラーに映るスカイツリー
十間橋から北十間川に映る逆さスカイイツリーが綺麗に見れます。
横十間川沿いを南へ進みます。
道沿いの龍眼寺
コンパクトな境内ですが河津桜と紅白の梅が良い感じ。
もうちょい進んで左に入ると
亀戸天神
天神様ですからもちろん梅の名所です。
また亀戸天神は藤でも有名です。藤の見頃は4月下旬~5月初旬。
藤原鎌足が東国下向の時に勧請したと伝えられている香取神社へ。
 参道の亀戸香取勝運商店街は看板建築が連なっていてレトロな雰囲気。
北十間川沿いを進み東武亀戸線の踏切を渡る。
北十間川が旧中川に合流します。
水辺公園を進み
「ふれあい橋」を渡る
JRの高架の手前に河津桜の並木があります。
JR高架をくぐり上流へ進みます。
旧中川に沿って断続的に河津桜が植えられています。
木下川排水機場から荒川堤に出る。

大島小松川公園~木場公園

荒川CRを下っていきます。
平井大橋
JR総武線橋梁
小松川橋と首都高7号線
新大橋の手前で堤上へ
堤上の大島小松川公園にも河津桜
都営新宿線をくぐって
旧中川と荒川を結ぶ閘門・荒川ロックゲートを通り
新葛西橋から葛西通りに入る。
葛西通りの「台湾阿Q麺館」は台湾で1977年創業の人気店!
八角の効いた名物・牛肉麺や
魯肉飯など本場の味をリーズナブルに楽しめます。一品料理が多数あってどれを頼むか悩ましい。
また路地を入った場所にある「喫茶 とまり木」は荒川CRを下ってきて一息入れるのに立ち寄りやすい。
横十間川沿いを進み
大横川との合流点へ出ます。
新木場公園沿いの大横川は河津桜や寒緋桜などの早咲きの桜並木
木場公園へ。その名の通り昔は貯木場だった場所を埋め立ててできた公園だそうです。
小綺麗なカフェ+農産物直売所「Park Community KIBACO
「サンド」と「サラダ」を中心にしたメニュー
木場公園大橋の近くにも河津桜がありました。
木場公園大橋越しに見るスカイツリーがカッコいい。ソメイヨシノも園内にはワンサカ植えられているのでメジャーなお花見会場です。
木場公園内にはミモザの近くにも河津桜があります
黄色とピンクのコントラストが鮮やか!
木場公園から出て鶴歩橋を渡り
首都高9号線の高架をくぐって八幡堀遊歩道へ
すぐ右手に見えてくるのは「旧新田橋」
昭和7年架橋の人道橋です。
更に進むと八幡堀遊歩道を跨ぐ赤い橋が見えてきます。
旧弾正橋(八幡橋)。明治11年に東京で初めてかけられた鉄橋で国の重要文化財です。菊の紋章があしらってます
遊歩道から右に入ると富岡八幡宮、通称深川八幡宮
江戸最大の八幡宮で、八月に行われる祭礼「深川八幡祭り」は江戸三大祭りの一つ。
そのさらに少し先に深川不動堂
「門前仲町」の地名は深川不動堂の前身である富岡八幡宮の別当・永代寺の門前町に由来する。
そのまま西へ進むと
狭い路地に30軒ほどの飲み屋が連なるレトロな横丁「辰巳新道」があります。すごい昭和感!
永代通りに出て
永代橋を渡ります。
永代橋の竣工 は1926年(大正15年)。関東大震災の震災復興事業として清洲橋と共に計画され、一番最初に架橋されました。清洲橋、勝鬨橋とともに国の重要文化財に指定されています。
左手には佃島
鍛冶橋通りに入って
高橋を渡って左折
道沿いの鉄砲洲稲荷神社
江戸の水路網の入り口に位置することから、全国からの船乗りの崇敬を集め、歌川広重が描いた『名所江戸百景』に描かれているそうです。
境内には中央区内唯一の富士塚があります。登ることは出来ません。
境内には二宮金次郎もいました。
鉄砲洲通りを進み築地へ入る。
築地は明治2年(1869)に設けられた外国人居留地。明治時代東京で比較的早い段階から日本人のために開かれていたカトリック教会の築地教会や
聖路加国際病院前には
トイスラー記念館と
アメリカ公使館跡碑
あかつき公園のシーボルト胸像
青山学院や立教学院、明治学院、女子聖学院の記念碑など歴史を伝える建造物やモニュメントが多数点在しています。
場外市場区画を通り
築地・波除神社へ
明暦の大火後、築地の埋め立て工事の際に海面で見つかった御神体を祀ったところ、波が収まり工事が順調に進んだことから、「波除稲荷」と尊称して厄除けなどに信仰を集めることとなったのが起源。

築地市場に近いことから魚介類や寿司ネタに因む塚が多数。玉子塚なんてのもあります。
夏越し大祭では巨大な獅子頭が街を練り歩きます。
築地市場がなくなり変化する場外市場
築地魚河岸」は、築地市場移転後も築地の活気とにぎわいを将来に向けて継承するため、中央区が設置した、仲卸を経営母体とした小売り店など約60軒が入居する生鮮市場。
新大橋通りから
浜離宮庭園へ

浜離宮~西郷山公園~井の頭公園

浜離宮では2~3月に菜の花と梅の共演が楽しめます。
秋はコスモス
毎年正月の2日、3日には放鷹術の実演が催されます。
池に浮かぶように建つ茶屋でお抹茶と和菓子をいただくのも風流で良い
海岸通りを進んで
浜松町方面へ右折。
芝・増上寺の大門をくぐる。
国指定重要文化財の山門に突き当たります。
境内にはソメイヨシノや枝垂れ桜が植えられています。
プリンス芝公園
以前はもうちょっと育った河津桜があったが現在は若木だけでイマイチ。
芝公園には梅園もあります。
麻布十番へ抜けて
浪花屋」で鯛焼きを食べていきましょう。

麻布十番は名店・老舗揃い。「更科堀井」のさらしなそばは絶品!
かきあげがまた美味いんだ!
ロータリーを通過
こん棒みたいなビルを横目に見つつ進み
有栖川宮記念公園に出ます。
旧宮家・有栖川宮の御用地に造られた公園。
麻布台地の変化にとんだ地形を生かした緑深い公園。外国大使館の子供達が駆け回り、フワフワした小型犬を連れたご婦人達が闊歩する都内で最もハイソな公園のひとつ。
ここも梅林があります。
園内の騎馬像は「有栖川宮熾仁親王銅像」

公園横を下っていくと
坂の下に輸入食品を豊富に扱うスーパー「ナショナル麻布」があります。付近に外国大使館が多いことから外国人客が多く店の中は海外に来たみたいです。
広尾散歩通りを進む。
広尾というとハイソなイメージですが、ここは庶民的というか下町っぽい雰囲気です。
明治通りに出て
「渋谷橋」交差点を左折
旧山手通りへ進みます。
代官山 T-SITE敷地内にも河津桜があります
西郷山公園へ
目黒川を見下ろす広場の真ん中に1本の河津桜
空気が澄んでいれば富士山の頭がチラッと見えます。
目黒川へ下っていく隣の菅刈公園にも河津桜が1本あります。
菅刈公園は日本庭園もあり、梅の花も同時期に見られます。
山手通りに出て
目黒川沿いの道に入るとすぐに
コロシアムのような建造物が見えてきます。
目黒天空庭園・オーパス夢ひろば。首都高速道路大橋ジャンクションの内側と屋上が公園になっています。
ここも空気が済んでいれば(小さいけど)富士山も見えます。
ジャンクションの上のちょっと変わった風景です。
目黒川緑道から
北沢川緑道に進み
梅ヶ丘通りに出て進む。
梅ヶ丘駅の脇を通り抜け羽根木公園へ。
約650本・60品種の見事な梅林があり、2月上旬から3月上旬に行われる梅まつりは、世田谷の春の風物詩となってます。

東松原駅の踏切を超えて
井ノ頭通りに入って
井の頭公園へ戻る。江戸川~湾岸にかけての河津桜ポタリングはコチラ

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