秩父札所サイクル巡礼2(二十六番~三十四番)

コース概要
西国三十三所、坂東三十三所とともに日本百観音に数えらる秩父札所三十四観音霊場。1巡約100kmの巡礼道を2回に分けて自転車で巡る。2回目は二十六番札所から三十四番札所まで。
一番から二十五番はこちら
距離:82.1km
獲得標高:1,212m

二十六番~三十番札所

西武秩父駅からスタート
札所二十六番 円融寺へ
本堂脇の納経所に秩父札所サイクル巡礼のQRコードがあります。各札所に設置してあるQRコードを読み取っていくとコバトンのデジタルスタンプを獲得でき、コンプリートすると秩父札所連合会よりサイクル先達認定を受けることができます。
札所二十六番の見せ場はここから1kmほど離れた場所の奥の院・岩井堂
レゾナック (旧昭和電工)の工場敷地内を通って行きます
正門受付で「巡礼です」と声をかければOK。工場敷地内は写真を撮らないように言われました
工場敷地を通り抜けた先に琴平神社の鳥居
鳥居をくぐり300段の階段を上る
山中の境内に相撲の土俵があり
一段上がった場所に琴平神社の社殿。秩父・多摩地区に多い狼狛犬ではなく一般的な狛犬です
稲荷社などいくつかの境内社があります
山の奥に進んでいきます
岩を背に崖にせり出すように建つ懸造りの岩井堂が現れます
江戸中期の建築
訪れたときは他に訪問者もなく静謐で神秘的な雰囲気でした
背面の岩場に石仏が並んでいます
閻魔大王もいました
堂の裏を回り込み上っていくと
再建された修験堂
大天狗・小天狗の札
さらに上ると
大仏が鎮座しています
来た道を戻り階段を下ると
猿と目が合いました
鳥居の隣には二宮金次郎と太子堂
岩井堂からハイキングコースを歩いて次の二十七番札所に行くこともできるようです
札所二十七番までは500mほど
札所二十七番・大淵寺
山門前の看板横にQRコードはあります
観音堂は平成7年に再建されたもの。裏山に大船観音、高崎観音と並ぶ関東三大観音の一つに数えられる高さ15mの護国観音がある
一段高い場所にある観音堂は月影堂と名付けられています
山門をくぐった先の左手に「延命水」といわれる湧き水があり、一口飲むと三十三日長生きができるそうです
浦山ダム方面へ進む

「橋立鍾乳洞」の看板を右手に入る
ここを左に入れば札所と鍾乳洞
地図で見るとその先に「武甲山御嶽神社の鳥居」というのがあったのでいってみた
う~ん、特に見に来なくても良かったかな…
戻ると岩山を背にお蕎麦屋さんが有り
その先に「橋立鍾乳洞」の入口。QRコードもここにあります

鍾乳洞内は写真禁止
こちらが入口
中は腰をかがめないと通れない場所が多いですが全体としては結構高低差があり出口が入口より高い位置にあります。橋立鍾乳洞は本来は橋立堂の奥の院で、江戸時代までは修験の道場となっていたとのこと
戻って
鍾乳洞の入口小屋の向かいが札所二十八番・橋立堂
観音堂は江戸中期の建築といわれ、堂内には鎌倉時代の作と伝えられる本尊・馬頭観世音が安置されている
背後に迫る高さ80mの切り立った岩壁は迫力があります
馬頭観世音を本尊とする札所は珍しく、日本百番観音霊場の中でも他には西国第二十九番・青葉山松尾寺のみ
本堂右手に「馬堂」といわれる小堂があり、左甚五郎作とある二頭の馬の木像がある
向かいにある「Jurin's Geo

こだわりのコーヒーとスイーツがいただけます
ついでに浦山ダムに寄っていきます(札所巡りを急ぐ方はパスしても可)
猿注意!
赤石トンネルを抜け
次のトンネル手前を右へ
堤高156.0mは重力式コンクリートダムとしては奥只見ダム(157.0m)に続き全国2番目の高さ。関東地方ではロックフィルダムの奈良俣ダムの158.0mに次ぐ規模
「うららぴあ」の中には「さくら湖食堂」があり、「浦山ダムカレー」を食べることができます
ダム湖は「秩父さくら湖」と命名され、春には湖畔にサクラが咲き乱れる。
特撮のロケ地にもよく使われているそうです
いや~、やはりかなり高い!
下っていきます
枝垂れ桜の木が見えたら札所二十九番の入口
札所二十九番・長泉院

間口の広い本堂

小規模な石庭が有ります
QRコードは納経所前
西へ進む
三峰口駅方面へ進み
踏切渡ってすぐ左折
三十番入口の石塔の横にQRコード
札所三十番・法雲寺
一段高い場所にある観音堂

三十一番~三十四番札所

三峰口駅前を通り過ぎる
国道140号を右折して
すぐに贄川宿方面へ左手に入る
宿場町にカカシたちが佇む

狭いトンネルを抜ける
猪狩神社に寄り道。札所へ急ぐ場合はパスしてください
山間の小さな神社だけど雰囲気が良い
そしてここの狼狛犬がイケメン

向かって右側に「韓信股くぐり」の彫刻がある
小鹿野町に入る
旧近藤銘醸。大正12年に建てらたモダンな建築
活用されてないみたいだけど大事にしてほしい
道沿いに道の駅 両神温泉薬師の湯が有ります
道沿いに「日本三大薬師」の石碑と山門
その奥に薬師堂
薬師堂は室町末期の造営と推定されている
国道299号と合角ダムの間の道を上っていく
赤い風車と
無数のお地蔵さんが並ぶ地蔵寺を通り過ぎ
トンネルを抜けた先に
札所三十一番・観音院
簡素な仁王門に収められている仁王像は
一本石造りの仁王像としては日本一の大きさ
約300段の階段を上る
東と西に奥の院が有りますが西奥の院の道は通行止め
鐘楼前にQRコードはあります
覆いかぶさるような岩の下に観音堂が有ります
全山で十万八千体の石仏があるといわれている
本堂左手には行者の水垢場であった落差30mの聖淨の滝がある
滝と御堂の間に不動明王像
素朴な慈母観音像
東の奥の院に向かう道に
新生代第3紀の地層
東の奥の院
正直どこら辺がや抜け穴なのかわからない
伝説の残る洞窟もあります
戻って
小鹿野市内を通り抜けます
赤平川を渡り
般若川を遡る
札所三十二番・法性寺
石段を上り

本堂には般若の面
QRコードは納経所にあります
さらに山中の石段を登ると
懸造りの観音堂が見えてきます
奥の院へ続く岩の隙間をいったん通り過ぎる
観音堂は、宝永4年(1707年)の建立
ここも崖を背負ったダイナミックな建築
先ほどの岩の隙間をくぐり奥の院へ
岩を掘って作られた道
鎖場もあります
通称「お船観音」といわれる奥の院は、観音堂から山道をこえ岩壁を登り、鎖場を這い上がった全長200mの巨岩「お船岩」にある
ハードな道のりの果ての観音像(お船観音)と大日如来像
高度感抜群!
かなり開放感があるというか緊張感があります。秩父札所一番の秘境

札所三十三番・菊水寺
QRコードは納経所前
農民ロケット「龍勢」が有名な吉田地区を抜ける
札所三十四番・水潜寺
説明看板の近くにQRコード
秩父橋を通って
西武秩父駅へ

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